文:篠原政明/写真:MazKen
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他のステランティス車にはない、4WDハイブリッド
アベンジャーは、ジープ ブラザーズの末弟として2022年に発表され、日本でも2024年から発売された。日本仕様はジープ ブランド初のバッテリー電気自動車(BEV)として登場し、注目を集めたが、BEVのみのラインナップだったため、販売台数は今ひとつだったのは否めないところ。そこで、最近「マルチエネルギー戦略」を謳い、日本市場にも続々とハイブリッド車(HEV)を投入しているステランティス グループおよびステランティス ジャパンは、2026年3月にジープ初の4WDハイブリッドモデル「アベンジャー4xe ハイブリッド(以下、アベンジャー4xe)」を投入した。それが今回の試乗車だ。
そう、BEVのアベンジャーはモーターで前輪のみを駆動するFWDだった。だがアベンジャー4xeは、まずフロントに1.2L 直3ターボエンジンに始動用と駆動用のモーター2基を配し、6速DCTを組み合わせた48Vマイルドハイブリッド システムを搭載する。ここまでは、同じステランティス グループのプジョー 3008やアルファロメオ ジュニアなどと共通だが、さらにリアアクスルに後輪駆動用のモーターを組み合わせたハイブリッド4WDとなる。いまのところ、このシステムはアベンジャー4xeだけが採用している。

全長4.1mあまりのコンパクトなサイズだが、張り出した前後のフェンダーや外周を囲んだクラッディングなどで、末弟とはいえジープらしい力強いスタイル。
日本仕様のアベンジャー4xeには、デビュー記念の限定モデル「ローンチエディション」があったが、基本的には「アップランド」のモノグレードだ。ただし今回の試乗車は「X-camo(カモ)」と呼ばれる、ジェリー缶のデザインからインスパイアされた「X」をアクセントにしたグラフィックをフロントグリルやボンネット、フュエルリッドなどに装着していた。このアクセサリー コレクションは内外装にいろいろ用意されているので、トータルでコーディネートするとオシャレに仕上がりそうだ。
