500万円オーバーのMINIが登場
次々とバリエーションを増やすことで話題を欠かさず、またユーザーの細かいニースへ対応することになり、着々と販売台数を稼いでいるMINI。2016年の世界販売は前年比6.4%増で36万233台、日本での販売は16.4%増で2万4548台を数えている。
そしてまた、注目のモデルが追加になった。5ドアボディのクラブマンにALL4と名づけられた4WDシステムを持つジョンクーパー ワークス(JCW)が登場したのだ。しかも、エンジンはMINIとして史上最強のパワーを誇る2L直4DOHCターボを搭載する。さらに最大トルクは350Nmで、トランスミッションは従来のJCWは6速だったが、これには8速ATが組み合わされるのだ。
さらに専用チューンのスポーツサスペンションやエレクトロニック・ディファレンシャル・ロック・コントロール、ダイナミック・スタビリティ・コントロールを標準装備し、高度なドライビングパフォーマンスを実現している。
もちろん専用装備もこれまでどおり充実の極みだ。まず、JCWエアロダイナミックセット、19インチアルミホイール、スポーツレザーステアリングなどは欠かせないアイテム。さらにリアビューカメラやLEDヘッドライト、クルーズコントロールなど機能装備も標準でつく。車両価格は500万円だ。
また、このモデルにはさらにスペシャルなバージョンが用意される。「エグゼクティブ スタイル」がそれで、アルミホイールは18インチのグリップ・スポーク シルバーとするなどで、エクステリアをシックにまとめている。そして、インテリアはMINI Yours レザー・ラウンジ・シートを採用するなどゴージャスに仕立てられている。そして車両価格は530万円と日本で展開されるMINIの中で最高額となる。
MINIのバリーエーションのひとつが、ついに500万円を突破したというのは驚きだが、それだけのニーズがあるということ、人気があるということなのだろう。
●車両価格
・MINI John Cooper Works Clubman 500万円
・MINI John Cooper Works Clubman Exclusive Style 530万円