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日産ターボモデル第3弾、初のターボ+ATの設定もあったスカイラインHT2000GT-E・Sターボ
ライバルの後塵を拝してきたスカGが、ターボで蘇った。GT-E・Sは、いかにもターボマシンらしい味わいの持ち主で、アクセル全開を継続した時の走りはスカGの伝統を辱めないものがある。事実、動力性能は最高速度185.56km/h、0-400加速15.78秒を実測した。サーキットではターボラグが影響し1分20秒86がベストだったが、これはタイトコーナーの多い筑波という条件によるもの。ハンドリング自体は悪くない。舵の効きは確かだし、操舵力の重さもスポーツセダンとしては水準に収まる。乗り心地の良いこと、走りの静かな点ではハイグレード車そのものであり、デザイン的にも幅広いユーザー層に適応しうるモデルだ。(ホリデーオート1980年12月号より抜粋)
全長×全幅×全高:4600×1625×1375mm
ホイールベース:2615mm
重量:1230kg
エンジン:L20ET型・直6SOHC+ターボ・1998cc
最高出力:145ps/5600rpm
最大トルク:21.0kgm/3200rpm
サスペンション形式(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
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パッドの中央にスカイラインのSをあしらった2スポークステアリングを装着。3スポークのGT-Eと差別化。
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4代目C110で浸透し、このC210型にも継承された丸テールは、スカGのアイデンティティとなっていく。
ホリデーオート 2018年 6月号
3号連続特別付録 第1巻『昭和の名車図鑑』(昭和35年~45年)付き
販売価格(税込): 490 円
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【総力特集】
『GT AGAIN!』
~GTをもう一度
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○広告に見る「スカG」モテ神話
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