システム最高出力は462psを誇る、快速ハイブリッドSUV
ポルシェの大型SUVであるカイエン。スポーツ性をウリにする一方、PHEV(プラグインハイブリッド)モデルを用意することで環境性能も重視する姿勢を示してきた。その従来型においては「カイエンS E-ハイブリッド」という名で登場し、1000万円を超えるプライスタグでラインアップされて4ドアポルシェの一角を担ってきた。
そして、2017年末にフルモデルチェンジした新型にも、PHEVグレード「カイエン Eハイブリッド」が追加されることが2019年5月に発表されていた。ただし、その時点では車両価格や発売日、詳細な車両スペックなどはまだアナウンスされていなかったが、今回、それが明らかになったわけだ。
![画像: ポルシェ 新型カイエンにPHEV、カイエン Eハイブリッドが追加された。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/07/341fc8f8e2ab9b441a5346ed52003ead3b320f2d_xlarge.jpg)
ポルシェ 新型カイエンにPHEV、カイエン Eハイブリッドが追加された。
改めてその仕様を紹介しておこう。パワートレーンは340psを発生する3L V6エンジンと136psを発生するモーターが組み合わされ、システム最高出力は462psにも上る。最大トルクはアイドリング+αのエンジン回転数で700Nmもの大トルクを得られるという。0→100km/h加速は5秒、最高速は253km/hに達する。
またバッテリー容量は従来モデルの10.8kWhから約30%増加して14.1kWhになった。これにより電気モーターのみによる航続距離は最長44kmとなり、135km/hまで加速できる。欧州基準の燃費(NEDC)では29.4km/L〜31.3km/Lを記録しているという。
さらに日本仕様では、レーンチェンジアシストとACC(アダプティブクルーズコントロール)、パークアシスト、サラウンドビューカメラが標準装備される。
そして日本仕様のカイエン Eハイブリッドの車両価格だが、8速ATを搭載した右ハンドルで1216万円となっている。
![画像: 従来モデルと同様、エンブレムやブレーキキャリパーなどに蛍光イエローが配色されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/07/4d8cb353a42c5cc9a0fb53759c42334f1b49b7ed_xlarge.jpg)
従来モデルと同様、エンブレムやブレーキキャリパーなどに蛍光イエローが配色されている。