国産スポーツコンパクトの草分け的存在。2代目からは現行型に続くイメージを継承
「スズキ・スイフトスポーツ(ZC31S型:2005年9月発売)」
![画像: 垢抜けたスタイリングの2代目「スイスポ」は、多くのクルマ好きから人気を集めた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/14/3fc550da770c22065c178c737a716e9faaf141ef_xlarge.jpg)
垢抜けたスタイリングの2代目「スイスポ」は、多くのクルマ好きから人気を集めた。
平成15年(2003年)6月に登場した初代スイフトスポーツ(HT81S型)は、エアロパーツやパフォーマンスロッド、レカロシート、アルミ鍛造ピストンを備え、115psを発生する1.5LのDOHCを搭載した、標準車とは全く性格が異なる本格的なスポーツコンパクトとして登場した。
![画像: ルーフエンドにはリアスポイラーも装着。エキゾーストは左右2本出しだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/14/efab8ea4d232a592f6645fa4222241b9b1e3e24f_xlarge.jpg)
ルーフエンドにはリアスポイラーも装着。エキゾーストは左右2本出しだ。
ここで紹介する2代目(ZC31S型)は、「リアルスポーツコンパクト」をコンセプトに開発された。スタイリングは先代から一新、ヨーロピアンテイストも感じさせる垢抜けたものとなる。
軽量・高剛性ボディに搭載されるエンジンは1.6Lの自然給気DOHCで、高強度の鍛造ピストンやアルミ製インテークマニホールドを採用。
![画像: ヘッドカバーに誇らしく「SUZUKI」のロゴが入れられた1.6LのDOHCエンジン。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/14/f9ab5466b3205794de8a94c1e8a83d8b933d0d30_xlarge.jpg)
ヘッドカバーに誇らしく「SUZUKI」のロゴが入れられた1.6LのDOHCエンジン。
さらに欧州で鍛えられた専用チューンのサスペンション、前後とも15インチの大径ディスクブレーキの採用などで、運動性能を飛躍的に高めてファンを狂喜させた。「スイスポ」の愛称でクルマ好きに人気が広まったのは、この2代目からといえるだろう。
![画像: 本革巻きステアリングなどを装備するが、インパネの基本デザインは標準車と大きく変わらない。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/14/a9b14d536ec9349683a527106e62295309b558f8_xlarge.jpg)
本革巻きステアリングなどを装備するが、インパネの基本デザインは標準車と大きく変わらない。
2011年12月には「ザ・スポーティ・フラッグシップ」をコンセプトに掲げた3代目のZC32S型が登場。スタイリングはキープコンセプトで、エンジンは最高出力136ps/最大トルク16.3kgmにアップされ、変速機は6速MTと副変速機付きCVT(パドルシフト付き7速マニュアルモード)となった。ちなみにCVTの採用は、スイフトスポーツとしては初めてのことである。
![画像: 2008年12月に発売された特別仕様車「Sリミテッド」は、車体同色のボディパーツやホワイトホイール、そしてレカロシートなどを装備していた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/05/14/61d7be617156e8ac43cc9d95e9c91f5c65abb573_xlarge.jpg)
2008年12月に発売された特別仕様車「Sリミテッド」は、車体同色のボディパーツやホワイトホイール、そしてレカロシートなどを装備していた。
スイフトスポーツ(2005年)主要諸元
●全長×全幅×全高:3765×1690×1510mm
●ホイールベース:2390mm
●重量:1060kg
●エンジン型式・種類:M16A型・直4 DOHC
●排気量:1586cc
●最高出力:125ps/6800rpm
●最大トルク:15.1kgm/4800rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:195/50R16
●価格:156万4500円