平成スポーツカー図鑑も佳境に入り、いよいよ現行型が登場することになった。今回は、復活したオープン2シーター軽のダイハツ・コペンだ。(ホリデーオート2019年4月号より)

軽オープンスポーツの爽快感と実用性を兼備。パーツの着せ替えで楽しみ方が広がる!

「ダイハツ・コペン(LA400K型:2014年10月発売)」

画像: 最初に登場したのが、この「ローブ」だった。

最初に登場したのが、この「ローブ」だった。

軽のオープンスポーツカーとして人気を集めた初代コペンが2012年で生産終了となった後、2代目が登場するまでに1年10カ月の時間を要した。

現行型のコペンは、まず14年6月に、ヘッドランプがこれまでの丸目ではなく、ツリ目形状の「ローブ」を発売。その年の11月にはクロスオーバールックの「エクスプレイ(名称は一般公募で決定)」を投入する。

画像: 先代のイメージを踏襲した「セロ」。やはり、こちらのほうが人気が高い。

先代のイメージを踏襲した「セロ」。やはり、こちらのほうが人気が高い。

またコペンでは「ドレスフォーメーション」という内外装が着脱できる構造を採用。クルマは購入後のデザイン変更が難しいという固定概念を覆し、購入後でもユーザーの嗜好に合わせたデザイン変更を可能とした。

画像: セロはヘッドランプ&リアコンビランプが丸形状だが、着脱構造でシャープな印象のローブへの変身が可能。

セロはヘッドランプ&リアコンビランプが丸形状だが、着脱構造でシャープな印象のローブへの変身が可能。

15年6月には3つ目の意匠として、ヘッドランプを丸目とした「セロ」を投入。ドレスフォーメーションを利用して、ローブからセロ(またはその逆)への変身を可能にし、新しいクルマの楽しみ方を提案した。

画像: エンジンは658ccターボで、吸気バルブの開閉タイミングを変えるDVVTを採用し、低回転からのトルク特性を向上している。

エンジンは658ccターボで、吸気バルブの開閉タイミングを変えるDVVTを採用し、低回転からのトルク特性を向上している。

この3モデル、パワートレーンは共通で、64psを発生する658ccの直3ターボを搭載。トランスミッションは5速MTと7速CVTを設定する。

画像: タイトな空間の中にも、機能的でスポーティな雰囲気を漂わせるコクピット。トランクスペースも十分で実用性も問題ない。

タイトな空間の中にも、機能的でスポーティな雰囲気を漂わせるコクピット。トランクスペースも十分で実用性も問題ない。

ルーフは電動開閉式のハードトップを採用しており、閉じているときは快適なスポーツクーペとしての使い方も可能。もちろんオープン時の爽快感は、軽快な走りと合わせて格別だ。

画像: 2019年1月、セロをベースにCFRP製のハードルーフを装着した「コペン クーペ」を200台限定で発売した。

2019年1月、セロをベースにCFRP製のハードルーフを装着した「コペン クーペ」を200台限定で発売した。

コペン・セロ(現行型)主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1280mm
●ホイールベース:2230mm
●重量:850kg
●エンジン型式・種類:KF型・直3 DOHCターボ
●排気量:658cc
●最高出力:64ps/6400rpm
●最大トルク:92Nm/3200rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:195/50R16
●価格:193万8600円

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