2020年4月23日、ボルボ・カー・ジャパンはSUVのXC90とXC60に新たなパワートレーン、48VのMHEV(マイルドハイブリッド)を搭載した「XC60 B5 AWD」と「XC90 B5 AWD」を設定。さらに台数限定車「XC90 B5 AWD ノルディックエディション(Volvo XC90 B5 AWD Nordic Edition)」を合わせて発売した。

気筒休止システムも導入

スウェーデンを本拠とする自動車メーカーのボルボは、2025年までに新車販売台数の100%を電動化モデル(約50%を電気自動車に、残りの約50%をハイブリッド車)にするという目標をかがげている。実際、V60やXC60といった60シリーズと、V90やXC90の90シリーズにはツインエンジンという名のPHEV(プラグインハイブリッドモデル)が用意されている。また、日本未導入だが40シリーズには電気自動車「XC40 リチャージ」を本国でラインアップする。

こうして加速度的に電動化を推し進めるボルボが、日本市場で次なる一手を講じてきた。MHEV(マイルドハイブリッド)仕様をXC90とXC60の複数モデルに追加したのだ。グレード名はいずれも「B5」となる。

ふたつのSUVモデルに導入される電動パワートレーンは、48VリチウムイオンバッテリーとISGM(インテグレーテッド スターター ジェネレーター モジュール)を組み合わせたもの。回生ブレーキで発電し、蓄えた電力でエンジンの始動や走行の補助を行うハイブリッドシステムだ。またISGMによるエンジン始動は、ノイズや振動を大幅に抑える効果もあるという。

搭載される第3世代の直列4気筒 2Lターボエンジンは250ps/350Nmを発生する。一定条件下で2気筒での走行も可能な「気筒休止システム」の導入したことや、シリンダー表面処理などにより低燃費を実現。エンジン音・排気音を低減する改良も施されているという。

ボルボが得意とする先進の安全運転支援システム「インテリセーフ」も、もちろん「B5」の全車・全グレードに標準装備される。「対向車対応機能」や「歩行者・サイクリスト検知機能」をはじめとするシティセーフティ(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)、「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」など16種類以上の機能が含まれている。

これと同時にXC90 B5の特別仕様車「XC90 B5 AWD ノルディック エディション」が100台限定で発売された。「パノラマガラスサンルーフ」や「harman/kardonプレミアムサウンド オーディオシステム」といった通常モデルの人気オプションを装備。さらに専用デザインの20インチホイールやリニアウォールナットウッドパネルなど専用の内外装を設定している。

画像: 右がXC90 B5 AWD ノルディックエディション、左がXC60 B5 AWD インスクリプション。

右がXC90 B5 AWD ノルディックエディション、左がXC60 B5 AWD インスクリプション。 

ボルボ XC60/XC90 B5 AWD 車両価格

XC60 B5 AWD モメンタム:634万円
XC60 B5 AWD インスクリプション:734万円
XC90 B5 AWD モメンタム:824万円
XC90 B5 AWD ノルディックエディション:879万円(ディーラー特別限定車)

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