2020年11月19日、アウトモビリ・ランボルギーニはウラカンのニューバージョン「STO(スーパートロフェオ オモロガータ)」を発表。翌20日には早くも日本でお披露目された(タイトル写真は日本での発表時)。
リアフェンダーは、車両のフロントエリアを削減してドラッグを低減しながら、リアのダウンフォースを高めて総合的な空力性能を向上させる。リアボンネットには、ボンネット内側の空冷効率を向上させるためのエアスクープが設けられ、リアボンネットと一体となったシャークフィンは、ウラカン STOの動的性能を高めている。
こうしたエアロデバイスにより、ウラカン STOはクラス最高レベルのダウンフォースと、後輪駆動車として最高の空力バランスを達成し、コーナリング性能の向上に大きく貢献する優れた空力負荷を実現している。全体的な空力効率は37%向上し、ウラカン ペルフォルマンテに比べてダウンフォースは53%もアップしている。280km/hで走行すると、ダウンフォースは420kgにも達する。
ボディパネルの75%以上はカーボンファイバー製で、航空宇宙業界の技術も採用し、剛性を維持しながらカーボンファイバーの使用を25%削減している。ウラカン STOの乾燥重量は1339kgで、ウラカン ペルフォルマンテより43kgも軽くなっている。