2020年11月19日、アウトモビリ・ランボルギーニはウラカンのニューバージョン「STO(スーパートロフェオ オモロガータ)」を発表。翌20日には早くも日本でお披露目された(タイトル写真は日本での発表時)。
エクステリア デザインを一新して空力性能を向上
車名のSTOとは、「スーパートロフェオ オモロガータ(スーパートロフェオの公認モデル)」の略称だ。ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ(レーシングチーム)のワンメイクレース シリーズを競う「ウラカン スーパートロフェオ EVO」と、デイトナ24時間レース3連覇/セブリング12時間レース2連覇を達成した「ウラカンGT3 EVO」のレースの伝統を受け継ぎながら、ロードカーに認定されたスーパースポーツカー、それがウラカン STOだ。
ウラカン STOでは空気の流れを最適化するため、ベース車であるウラカンの輪郭に改良を加えてエクステリア デザインを一新した。フロントボンネット、フェンダー、フロントバンパーは、ひとつのコンポーネントとして一体化されている。これはイタリア語でボンネットを意味する「コファーノ」とフェンダーを意味する「パラファンゴ」を合わせ、「コファンゴ」と呼ばれている。
これは軽量化につながるだけでなく、モータースポーツのシーンでは時間の節約も図れる。フロントボンネットにはエアダクトを新設し、エンジン冷却効率を高めてダウンフォースも発生させる。フロントフェンダーにはルーバーがあり、ホイールハウスから抜ける気流を最大化して内側の圧力を低減すると同時に、フロントのダウンフォースを増大する。