軽量と高剛性を両立した鍛造ホイールを作り続けるBBS。その価値をいち早く見出したマツダは、ロードスターにBBS装着車を設定した。そこには自動車メーカーとホイールメーカーの走りを追求するお互いの厚い信頼関係があるのだ。そこでロードスターRFにオプション設定されているBBSを通して、改めてその繋がりの深さを紐解いていく。

BBSとマツダの関係は1986年のRX-7からだ

画像: 1986年8月発売時のアンフィニ1に標準装備されたBBSホイール。

1986年8月発売時のアンフィニ1に標準装備されたBBSホイール。

BBSとロードスターの関係は、1992年の初代ロードスターの「Sスペシャル」からである。ビルシュタインのショックアブソーバーに支えられた足元にはBBSのRGを装着。トラディショナルなNA型ロードスターにBBS製メッシュホイールはジャストフィットだった。

その後、NC型ロードスターでは当時のRG-H、4本スポークを5丁掛けしたような凝ったデザインのホイールがBBSのタッグを付けて用意されていた。ちなみに4代にわたるロードスターにあって、NC型のみがPCD114.3の5Hで、それ以外はPCD100の4Hを採用している。

BBSとマツダの関係は1986年に遡る。それはFC型RX-7だった。スポーツ指向を極めた2シーター仕様の限定車、「アンフィニ」にBBSの定番であるメッシュデザインのRGが装着されたのだ。RX-7はFD型になっても繋がりは続く。タイプRZでLMを1ピースにしたようなデザインの16インチホイールをOEM供給した。さらに最終の「スピリットR」では17インチのRG-Rタイプを装着。

また、RX-8でもロータリーエンジンのおむすびを模したマツダデザインの19インチのBBSを装着した。そう、いつの時代もテクニカルな三次(みよし)のテストコースで磨かれるマツダの走りにBBSのホイールは対応していた。マツダが求める「剛性と強度を持ち合わせながら軽量化を目指す」を十分クリアしてのことである。

現在のBBSホイールのND型ロードスターへの対応は、10交差メッシュで2ピースのLM、8交差メッシュで1ピースのRG-R、5交差メッシュで1ピースのRF、そして7交差メッシュで1ピースのRE-L2が用意されている。RE-L2ではパーティレース 対応の純正同一サイズをラインアップする。

This article is a sponsored article by
''.