日本のインポートモデルマーケットで重要な割合を占めるドイツ車勢だが、このセグメントでの動きは静かだった。そうした中で、魅力的な存在としてデビューしたのがフレンチブランドの2モデルだ。とくに、プジョー208のコンセプトは斬新だった。(Motor Magazine2021年2月号より)

進化とともに個性の魅力もこのセグメントでは重要

そうした動きとは裏腹に、誕生以来丸13年という歳月が経過をしながらも、愛らしいスタイリングと圧倒的なコンパクトさで、今なお根強い人気を誇るのが、イタリアのフィアット500だ。

ただし、実はこちら、本国ではすでに次期モデルへとフルモデルチェンジ済み。しかもそれは現状ピュアEVのみの設定で、現行型を受け継ぐエンジン仕様の計画があるのか否かは謎に包まれているという、将来的には不透明な状況にある。

そんなフィアット500と同様に、ちょっと先読みが難しいのが、2021年の日本再参入が発表されているオペルのモデルたちだ。新型であるトヨタ ヤリス、ホンダ フィットの登場で、突如大激戦区となった日本マーケットのA/Bセグメント。

そうした高いハードルが待ち構える日本のこの市場で、事実上の「新参者」であるオペルがどのような戦いを見せることになるのかも、興味津々である。(文:河村康彦)

画像: 2007年にデビューしたフィアット500(チンクエチェント)は、いまもそのキュートな存在感で絶大な魅力を失っていない。

2007年にデビューしたフィアット500(チンクエチェント)は、いまもそのキュートな存在感で絶大な魅力を失っていない。

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