白い本革インテリアが映える「ホワイトセレクション」
![画像: ソフトトップ、RFともホワイトセレクションはベース車の4万700円高(6速AT車も)で手に入る。しかも限定車ではなくカタログモデルだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/01/25/0ac3081f980de5b0ee87c97718331e323c6aa72e_xlarge.jpg)
ソフトトップ、RFともホワイトセレクションはベース車の4万700円高(6速AT車も)で手に入る。しかも限定車ではなくカタログモデルだ。
マツダ ロードスターが「ユーノス ロードスター」として登場してから、既に30年以上が過ぎた。「継続は力なり」の言葉どおり、いまや貴重になった日本のスポーツカー(それもライトウエイトスポーツとして)、確固たる地位を築いている。それゆえ、コアなファンは多いし、「ロードスターBROS」のようなワンメイクの専門誌も愛読されている。
現行型のNDロードスターも、発売以来5年半を経過した。リトラクタブルハードトップのRFも、発売から4年を過ぎた。普通のクルマだったら、そろそろフルモデルチェンジの噂も出てくるのだが、ロードスターに関しては新型の登場はもう少し先のようだ。それでも、「最新は最良」を目指して、イヤーモデル的に年次改良が行われている。
というわけで、2020年末に商品改良が行われた最新のロードスター、ソフトトップとRFに試乗してみることにした。試乗車は、ソフトトップがSレザー ホワイトセレクション、RFがVSホワイトセレクション。いずれも今回の商品改良で追加設定されたグレードで、インテリアのナッパレザーに新色のピュアホワイトを採用したもの。
![画像: わずか1トンそこそこの軽いボディゆえ、132psの1.5Lでも走りっぷりに不満はない。まさに「人馬一体」。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/01/25/a26424f8a90a945271c20b990b44390253b6dfeb_xlarge.jpg)
わずか1トンそこそこの軽いボディゆえ、132psの1.5Lでも走りっぷりに不満はない。まさに「人馬一体」。
今回の商品改良は、4代目ロードスターのコンセプトである「人生を楽しもうーー Joy of the Moment, Joy of the Life」をさらに深め、ロードスターとともに過ごすカーライフを通じて、ユーザーの人生がより輝くものになることを目指し、内外装色を新たに追加し、オープンカーならではの、幌とボディ、インテリアのカラーコーディネーションの楽しさを広げている。したがって、パワートレーンのスペックや内外装の意匠などに関しては変更はない。
まずはソフトトップモデルから。ボディカラーは新色で「ディープクリスタルブルーマイカ」という濃紺。深みのある色合いで、光の反射によって微妙に色が変わって見える美しいボディカラーだが、少しの雨とかでも汚れが目立ちそうだから、マメにクルマを磨く人でないとオススメしにくい。
いつ乗っても、どこで乗っても、ロードスターは楽しい。130psそこそこのエンジンパワーでも約1トンの軽量ボディには十分だし、街中はスイスイ、ワインディングはヒラヒラ、そしてハイウエイもスーッと走ってくれる。ソフトトップの開閉はワンタッチだから、信号待ちの間にクルマから降りずにできる。エアロボードのおかげで風の巻き込みも少ないから、髪の長いパッセンジャーが嫌がらなければ、ハイウエイでもオープンエアドライブが楽しめる。
![画像: フルオープンほどの開放感はないが、ワンタッチの電動開閉でタルガトップになるRFは「大人のオープンカー」か。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/01/25/33f6dc0190e3c15eb70d05ef647fba499ed2e87d_xlarge.jpg)
フルオープンほどの開放感はないが、ワンタッチの電動開閉でタルガトップになるRFは「大人のオープンカー」か。