アウディ A3やBMW 1シリーズ、メルセデス・ベンツ Aクラスやフォルクスワーゲン ゴルフなどが属するCセグメント。高い実用性と優れたコストパフォーマンスでインポートカー市場の主役を担ったジャンルだが、SUV人気や電動化ブームの影響は大きい。ベンチマークたる新型ゴルフ導入に期待が高まる。(Motor Magazine2021年2月号より)

マーケットでの認知力と本来の価値観のアピール

一方で、まるでそうしたBMW車元来の記号性を失ったモデルにスポットライトがあたることを嘆く声が届いたかのように、「この先も2ドアモデルにはFRレイアウトが踏襲される」というコメントが聞かれるのも2シリーズだ。

いずれにしても、3シリーズや4シリーズが上級移行によってサイズも価格も立派になっていく中で、2シリーズの各モデルこそが言ってみれば「庶民のBMW」ということになるのかもしれない。

また、2021年のCセグメントで新型ゴルフ、新型A3シリーズとともに気になるのは、こちらもすでに本国では発表されているシトロエンの新型C4。昨今のこのブランドの流儀を明確に踏まえながらも、ますますクロスオーバー方向へと進んでいることが明らかな新型C4のルックスは、何とも気になる仕上がりだ。

端的に言って「2020年よりも、はるかににぎやかで面白くなりそう」なのが、2021年のCセグメントでもありそうだ。(文:河村康彦)

画像: BMWのFFモデル参入トップバッターとして登場したBMW 2シリーズ アクティブツアラー。車内空間の余裕を重視した便利な2列シート仕様モデル。

BMWのFFモデル参入トップバッターとして登場したBMW 2シリーズ アクティブツアラー。車内空間の余裕を重視した便利な2列シート仕様モデル。

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