全モデルにマイルドハイブリッドを採用。PHEVも設定
サイズアップにより室内空間も従来型より拡大され、セダン/ワゴンとも前後シートのレッグスペースやショルダースペースは20mmほど広げられている。車高は低められたが、後席のヘッドスペースは広くなっている。ラゲッジスペース容量は、セダンは455Lで従来型と同じ、ワゴンは490〜1510Lで従来型より30L広くなっている。
今回発表されたパワートレーンはすべて直列4気筒で、ガソリンが1.5Lターボ(パワーの違いで2種類)と2Lターボ、ディーゼルが2Lターボ(パワーの違いで2種類)を設定。しかも、すべてのユニットに48VのISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドを採用している。
さらに、ガソリンとディーゼルのプラグインハイブリッド車も設定。25.4kWhのバッテリーをトランク床下に搭載し、WLTPモードで100kmのEV走行が可能だ。
いずれのモデルもトランスミッションは9速ATと組み合わされ、駆動方式はFRが基本だが、搭載エンジンにより4WDモデルも選べる。また、後輪操舵の4WSもオプション設定されている。
最新の安全運転支援システムや第2世代のMBUX(対話型インフォテインメントシステム)など、安全&快適装備はこのクラスのベンチマークにふさわしく最高レベルのもので充実している。
190シリーズを含めれば、いままでに全世界で1050万台以上を販売しているCクラス。従来型のCクラスも、セダンとワゴンで250万台以上を販売している。新型も歴代のCクラス同様に人気を集めるだろうか。気になる日本仕様に関しては現段階では未定だが、2021年中には日本にも導入されるものと予想されている。