2021年3月30日(現地時間)、スバルはアメリカで北米専用モデル「アウトバック ウィルダネス」を発表。2019年に現地導入されたアウトバックのファミリーとなるクロスオーバーSUVだ。

専用サスペンションやオールテレーンタイヤで強靭な走破性を実現

北米専用モデルのアウトバックに、新たなラインナップ「ウィルダネス」が加わった。アウトバックの持つ高い走破性と機能性にさらに磨きをかけ、スバルSUVの新たな価値を提案するクロスオーバーSUVとして開発されたモデルだ。

CVT(リニアトロニック)と組み合わされるパワーソースは、標準モデルのアウトバックと同じく最高出力260hp(約264ps)/最大トルク277lb・ft(約376Nm)を発生する2.4L 水平対向4気筒ターボエンジンだが、極低速時のトラクション性能の強化が図られている。

足回りも、高剛性ボディにバンプストローク量の大きい専用サスペンションやオールテレーンタイヤの採用で、日常の快適性を失うことなく、悪路などタフな条件での走りがより向上したという。

最低地上高は、標準モデルの8.7インチから9.5インチまでアップ。悪路走行支援機能のX-MODEも、ディープスノー/マッドモードの対応速度域が広げられ、さらに実用性が高められた。

エクステリアは、フロントやリヤのバンパーなどに専用アイテムを装着。クロスオーバーSUVとしてのイメージアップとともに、車体を保護する役割も担う。また、積載力を向上させたルーフレールや、左右両方に装着した牽引フックなど、アクティブシーンでの実用性を高める装備が専用で用意されている。

なお、これらの機能性を併せ持つ部分にはアナダイズドイエローのアクセントカラーが施され、インテリアもこの色をアクセントに、ブラックとグレーのダークトーンとでコーディネートされる。シートは、表皮と後席シートバックに防水素材が使われ、アウトドアでの使用にしっかりと対応している。

ちなみに日本では未発売の新型アウトバック。その導入について動向が注目されているが、今回のプレスリリースの日本語版が発表されたことから期待はますます高まってしまうというものだ。

画像: 車高は標準のアウトバックに比べ0.8インチアップの9.5インチ。

車高は標準のアウトバックに比べ0.8インチアップの9.5インチ。

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