2021年4月14日、ベントレーモーターズジャパンはベントレーのオープンモデルの頂点に立つ「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」を発表。受注はすでに開始されており、デリバリーは今秋以降の予定となる。

究極のハイパフォーマンス、そして贅を尽くした内外装

クーペモデルのコンチネンタルGTスピードに続き、ベントレーのトップグレードにしか許されない「スピ―ド」の名が冠せられたオープンモデル、コンチネンタルGTスピード コンバーチブルがデビューを飾った。Z型に折りたたむ構造の専用ルーフは、50km/h以下ならば走行中でもわずか19秒で開閉ができる。

ルーフカラーは、英国伝統のツイードを現代的にアレンジした柄や、ブラック、ブルー、クラレット、グレーなど全7色。ルーフライナーの仕上げはニューレッドやマグノリアなど全8種類となる。

3代目となるコンチネンタルGTスピードコンバーチブルのパワーソースは、コンチネンタルGTスピードと同じベントレーの代名詞ともいえるハンドビルドによる6L W12ツインターボエンジンの改良版だ。最高出力が635psから659ps(最大トルク900Nm)へと24psアップされ、3.7秒で0→100km/hに達し、最高速335km/hという圧倒的な性能を発揮する。

この特性を最も実感できるスポーツモードでは、シフトアップのタイミングを遅らせ、シフトダウンを早めることにより、W12ツインターボチャージャーがパワーバンドに長く留まるようチューニングが施された。その結果、ドライバーの操作に対しクルマがより機敏に反応するという。

また、組み合わされるトランスミッション8速DCTは、GTスピード同様にスポーツモードで通常の2倍の速さで変速する。始動時とシフトダウン時のエキゾースト特性も強化されている。ブレーキは、カーボンセラミックブレーキをオプションとして用意。

画像: Z型に折りたたむ構造の専用ルーフは、50km/h以下ならば走行中でもわずか19秒で開閉できる。

Z型に折りたたむ構造の専用ルーフは、50km/h以下ならば走行中でもわずか19秒で開閉できる。

ドライバー重視を謳うだけに、クルマとドライバーとの一体感へのこだわりも強い。ベントレーモードとコンフォートモードでは前後ホイールのグリップバランスを調整し、スポーツモードではどのような走行シーンでもトルクがリア寄りに配分されるよう、キャリブレーションが見直された。利用可能なトラクションから最大限の性能を引き出すことが目的だ。駆動は4WD(アクティブAWD)。

3チャンバーアクティブ エアサスペンションとアダプティブダンパー、そして48Vのアクティブアンチロール制御システム、ベントレーダイナミックライドも、シャシ技術の要として、ボディコントロールと快適な乗り心地の役目を担う。

ベントレーダイナミックライドは、各アンチロールバー内に搭載された電気モーターによって車体のロールを抑制するシステムだ。最も硬い設定では、各モーターが1300Nmもの力でコーナリングフォースを抑え、ボディを水平に保つという。

エクステリアは、スポーツタイプのドアシルやダークティントのグリル、専用22インチ鍛造ホイールなどがその存在感を際立たせる。専用ホイールはダークティントで統一されているが、ブライトシルバー仕上げ、またはブラックグロス仕上げを選択することができる。ジュエル フューエルフィラーキャップとジュエル オイルフィラーキャップ、そして「BENTLEY」の文字が光るアウタートレッドプレートもスピードモデルならではのものだ。

贅を尽くしたインテリアは、レザーとアルカンターラを組み合わせた独特のカラースプリットで彩られる。アルカンターラはステアリングホイールにも使われ、助手席側パネルにはSpeedバッジがあしらわれている。インテリアカラーはメインレザー15色、セカンダリーレザー11色から選択できる。

受注はすでに始まっており、車両価格(税込)は3730万円。デリバリーは2021年秋以降の予定となる。

画像: 改良型W12エンジン。最高出力659ps、最大トルク900Nm。

改良型W12エンジン。最高出力659ps、最大トルク900Nm。

This article is a sponsored article by
''.