2024年にフルモデルチェンジを予想されているモデルがある
ご存じのとおり、軽自動車は日本独自の規格である。そこには小さいながらも日本メーカーのエンジニアたちの英知と知見が詰まっている世界に誇るべき日本のお家芸だ。
軽自動車規格の電気自動車といえば、2009年に三菱自動車から発売された世界初の量産電気軽自動車「i-MiEV」が有名だ。残念ながら2020年をもってその歴史にいったん幕を下ろしたものの、日産自動車とのアライアンスのもと、まったく新しい軽自動車のEVを2022年度中に発売することを表明している。
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2009年に発売された三菱 i-MiEV。デビュー当初は軽自動車枠だったが、マイナーチェンジでボディサイズを拡大し、登録車扱いとなった。
2019年の東京モーターショーでは、日産自動車が軽EVのコンセプトカー「IMk」を出品したのも記憶に新しい。もちろん、日産だけでなく、三菱からも時を同じくして発売がはじまるはずだ。
そんな新しい時代の到来を前に、いまや最強の軽自動車メーカー(?)でもあるホンダが参入するということがはじめて明かされたのだ。詳細は一切明らかにされていないが、発売が2024年というからには、すでにかなり出来上がっていると考えて良いだろう。
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2021年4月23日の記者会見で熱く語った、ホンダの新社長に就任した三部敏宏 代表取締役。
ちなみに2024年と言えば、現在の軽自動車市場でダントツの人気を誇るN-BOXもフルモデルチェンジを迎えるはずだ。となれば、ホンダ初の軽規格EVは次期N-BOX(もしくはNシリーズ)がベースになるのではないかと予想する。
果たして真相は? いずれにせよ2024年には、日産・三菱そしてホンダも絡んで軽自動車市場が大いに沸き立つことは間違いないだろう。