ロードスターの専門誌「ロードスターBROS」に毎回登場している初代ロードスターの「4040(ヨレヨレ)号」は、1994年式NA8CのVスペシャル。25年も走り続けているので、その名のとおりヨレヨレの状態だ。そんなロードスターをビシッと復活させるためにレストアを決意! それでは第二話をレポートする。

4040号に乗らなくなった原因は「エアコン」の故障

ボディは黄色、デタッチャブルハードトップはサフェーサーという状況で手に入れた、NA8Cの4040(よれよれ)号。最初から快適とは程遠い状態で手渡された車両だが、自分の愛車となると見方が変わってくるもの。どんどん愛着が増して、あちこちメンテナンスに励むようになる。とはいえ、その場しのぎともいえる応急処置の連続だったけど。

もう1台の愛車、3代目ロードスター(NC1)の1515(いこいこ)号が仲間入りしたことで、走行距離が分散されていくようになると、不具合の箇所があまり気にならないようになっていった。気づきにくいということもあるが、問題が解消されたわけではない。だから根本的な問題解決になっていない。

そんな頃、マツダのレストア事業が始まり、4040号もちゃんとしよう!といった気概が高まった。まずは乗らなくなってしまった原因となった「エアコン」をなんとかすることにした。

夏場はもちろん、雨の日にも乗りづらくなってしまい、だんだん運転する機会が減っていった。だが、その前にするべきことが山積みだったりする(とほほほ)。

車検時に指摘されたベルトの劣化や、ちゃんと閉められない幌のキャッチ、そして運転中に気になっていたアクセル操作のしづらさ。これは、ワイヤー調節によるものだと聞いていたので、ここも手を入れておきたい。こうなると、あれもこれもとリフレッシュしたいポイントが湧き出てくる。

なるべく一度に作業してもらえるようにパーツを揃え、一気に作業が進められるよう段取りするしかない。そこでロードスターに精通しているプロショップ「AVOターボワールドジャパン」にお願いすることにした。

このショップは、先日Webモーターマガジンで紹介した「NDターボ」のショップだ。実はNAの現役時代にも後付けターボを展開するなど、ロードスターとは長い付き合いなのだ。さっそく、エアコン作業前のもろもろをお願いすることにした。

画像: レストア作業は、ロードスターのプロショップ「AVO TURBOWORLD JAPAN」にお願いした。

レストア作業は、ロードスターのプロショップ「AVO TURBOWORLD JAPAN」にお願いした。

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