ロードゴーイングレーシングカーであるポルシェ 911 GT3(992型)が発表された。日本上陸はもう少し時間がかかりそうだが、ドイツ本国のサーキットと公道でいち早く試乗するチャンスを得た。(Motor Magazine2021年7月号より)

噂される911のハイブリッドモデル

れっきとしたスポーツカーメーカーのポルシェだが、他のメーカーに負けず劣らず電動化戦略を積極的に進めている。BEVでは日本での発売も始まったタイカンの評価が高く、世界的に販売も好調だという。

パワートレーンやバッテリー容量のバリエーションを拡大するだけでなく、タイカン クロスツーリスモを追加するなど、BEVユーザーのより細かいニーズにも対応していこうという意図がうかがえる。

また、さらなる電気自動車の拡大を狙うべく、前述したように次期マカンはBEVへと変貌を遂げる。ただし、2021年中に、エンジンを搭載した現在のマカンの改良型を発売する予定で、BEVの次期マカンと一緒に発売される予定という。つまり、一方で電動化を進めながら、エンジン搭載車についても今すぐになくなってしまうというわけではなさそうだ。

注目したいのは911の行方。今回紹介している911GT3や911ターボSはガソリンエンジンを搭載するが、911にハイブリッドモデルが現在開発中であることがウワサされている。

おそらくカイエンとパナメーラに設定されているターボEハイブリッドを進化させたパワーユニットになることが予想される。最強の911の誕生に期待したい。(文:アレキサンダー・オーステルン<キムラ・オフィス>/写真:キムラ・オフィス)

画像: 現行型(992型)の911では、ターボSの国内予約受注開始が2020年3月に開始されており、ターボ(写真)は遅れること4カ月の同7月から始まった。ターボSは3.8Lツインターボで、650ps/800Nmを発生。ターボは同排気量ながら580p/750Nmとデチューンされている。どちらにもクーペとカブリオレをラインナップしている。

現行型(992型)の911では、ターボSの国内予約受注開始が2020年3月に開始されており、ターボ(写真)は遅れること4カ月の同7月から始まった。ターボSは3.8Lツインターボで、650ps/800Nmを発生。ターボは同排気量ながら580p/750Nmとデチューンされている。どちらにもクーペとカブリオレをラインナップしている。

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