2021年6月24日、ホンダは新型シビック(CIVIC)をオンラインで世界初公開した。日本での発売は、2021年秋に予定されている。

キーワードは「爽快」。5ドア ハッチバックのボディに1.5Lターボを搭載

新型シビックに関する情報は既にホンダのホームページでも先行公開されていることは当Webモーターマガジンでも以前に紹介した。今回、エクステリアおよびインテリアのデザインがお披露目され、ダイナミクス性能の進化点も発表された。

画像: 現行型シビックより30mm(ホイールベースは35mm)長いが、車高は5mm低い。テールゲートを備えた5ドアハッチバックだが、クーペ的なプロポーションだ。

現行型シビックより30mm(ホイールベースは35mm)長いが、車高は5mm低い。テールゲートを備えた5ドアハッチバックだが、クーペ的なプロポーションだ。

11代目となる新型シビックのグランドコンセプトは、「爽快シビック」。乗る人全員が「爽快」になることのできるクルマを目指し、ホンダのクルマづくりの基本である「人中心」の考え方を深く掘り下げ、気持ちが明るくなるような開放的な「デザイン」、質の高い走行体験を提供する「ダイナミクス」、直感的に使うことのできる「HMI(ヒューマン マシン インターフェース)」など、乗る人を中心とした考えを元に進化させたという。

公表されているサイズは、全長4550(現行型比+30)mm×全幅1800(同+−0)mm×全高1415(同ー5)mm。ホイールベースは2735(同+35)mm。開放的な空間と広い水平視野角による気持ちの良い視界を実現している。また、従来からのロー&ワイドな骨格をさらに際立たせることにより、高い安定感と動的性能の両方で、シビックならではのパッケージを作り上げた。

5ドアハッチバックのスタイリングは、運転しやすく心も開放的になれるようなキャビンを追求するとともに、クーペのような流れるプロポーションを描くことで、前方視界の確保と美しいクルマの両立を目指した。フロントは精悍でスポーティな表情となるよう、LEDの薄型ヘッドランプとハニカムグリルを採用。リアはスタンスの良さを強調し、ロー&ワイドとしている。

インテリアは、ノイズレスな造形とすることで、爽やかで心地よい移動ができる空間を目指した。また、感性に響くようなスイッチの触感と空間のデザインを追求し、気持ちの良い視界を提供する空間を作り上げている。

画像: 水平基調でガラスエリアもスクエアなコクピット。写真はEXで、黒がベースで赤をアクセントに用いたインテリアとなる。

水平基調でガラスエリアもスクエアなコクピット。写真はEXで、黒がベースで赤をアクセントに用いたインテリアとなる。

ダイナミクス性能は、質の高い軽快な新しい移動体験の提供を目指し、細部にわたる熟成を行った。パワートレーンには、最高出力182ps/6000rpmと最大トルク240Nm/1700-4500rpmを発生する1.5LのVTECターボエンジンを搭載。トランスミッションは、パドルシフト付きCVTと6速MTが設定される。

軽快感と一体感のあるステアフィールにより路面と会話をしているかのような、クルマと一体となった運転感覚を実現。また、加速と一体感のあるエンジンサウンドも提供する。

最新の安全運転支援システム「ホンダセンシング」は、フロントワイドビューカメラと高速画像処理チップを採用し、トラフィックジャムアシストの追加など、現行型から機能をさらに進化・充実させた。また、夜間の対向車などに眩しさを与えず、良好な遠方視認性を提供するアダプティブ ドライビングビームをホンダ車として初採用している。

また、ホンダアクセスからは「ふたりのための上質なクーペ」をコンセプトに、ドライビングの楽しみや所有する喜びを高めるための純正アクセサリーに関する情報も公開された。

画像: 純正アクセサリーの一部も公開。エクステリアではリアビューを引き締めるテールゲートスポイラーが人気を呼びそうだ。

純正アクセサリーの一部も公開。エクステリアではリアビューを引き締めるテールゲートスポイラーが人気を呼びそうだ。

新型シビックの詳細なパワースペックや装備、そして車両価格などに関しては、2021年秋の発売までには明らかになるだろう。なお、2022年にはハイブリッドの「e:HEV」と、走りを極めた「タイプR」も登場する予定だ。(写真:井上雅行、ほか)

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