アメリカンビッグ3の一角、GMは日本市場にキャデラックとシボレー、ふたつのブランドを展開している。キャデラックはフラッグシップモデルSUVエスカレードをフルモデルチェンジ。日本マーケットへの登場が待たれる1台だ。一方のシボレーは、フルモデルチェンジが行われたコルベットを導入。初のミッドシップモデルとなり、これまで以上の走行性能を有しているという。(Motor Magazine2021年7月号より)

エスカレードはよりビッグに、そしてゴージャスに大変身

2021年はGMの動きが活発だ。日本ではキャデラックからミドルクラスSUVの「XT4」と、ミドルクラスセダンCTSの後継モデルとなる「CT5」が発売された。だが、このほかにも日本での発売が待たれるモデルがある。それがフルモデルチェンジしたキャデラック エスカレードだ。

新型はボディサイズとホイールベースが拡大され、先代よりも車内空間の余裕が増したほか、リアサスペンションが先代のリンクリジッドから独立懸架式マルチリンクに変更され、乗り心地も向上している。

また、メーターには4Kテレビの約2倍も高精細な湾曲したOLEDディスプレイを採用するなど、インターフェイスにも最新技術が投入されている注目モデルである。

画像: 新型エスカレードのエンジンは最高出力476ps、最大トルク623Nmを発生する6.2L V8OHV。これに10速ATが組み合わされる。

新型エスカレードのエンジンは最高出力476ps、最大トルク623Nmを発生する6.2L V8OHV。これに10速ATが組み合わされる。

コルベットは右ハンドル仕様も用意し、グローバル化を図る

2019年にワールドプレミアされ、日本では2020年8月に発表されたシボレー コルベット(C8)。第8世代にあたるこのモデルは、初めてリアミッドにV8エンジンを搭載するMRレイアウトを採用し、欧州のスーパーカーにも対抗できるほどの高い走行性能を獲得。

さらにコルベットでは初となる右ハンドル車も用意するなど、世界各地で販売できるグローバルカーへと進化した。

日本での販売価格は1180万円からという魅力的な価格設定となっている。日本のオーナーへのデリバリーも2021年5月からすでに始まっているという。(文:Motor Magazine編集部 小泉優太)

画像: 新型コルベットのボディタイプは、脱着式ルーフのクーペと電動格納式ハードトップを備えたコンバーチブルがある。

新型コルベットのボディタイプは、脱着式ルーフのクーペと電動格納式ハードトップを備えたコンバーチブルがある。

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