走りの静粛性と滑らかさ。活用している運転支援機能
本間さんのXC40リチャージT5への評価はとても高い。
「これまでの7台のボルボの中で、最高です」
燃料代の少なさの他に、最高と評価する理由はいくつかある。
「静かですね。この前に乗っていたXC60はディーゼルだったので、余計にそれを感じます。妻が(XC60を)運転して帰ってくると、自宅のリビングルームにいてそれが聞こえてきてわかりましたが、今はまったくわかりません。それだけ静かです」
次は、滑らかな走行感覚だ。
「加速していく時に、滑らかにスピードが上がっていきます。エンジン車と全然違いますが、とても好きですね」
XC40リチャージT5には、いくつかのドライブ(走行)モードが備わっているが、本間さんはほとんどいつも「ハイブリッド」モードで走っているという。助手席に乗せてもらって、走り出した。
「いつも、これを確認しながら走っているんですよ」
メーターパネルに、ガソリンと電気それぞれで走行が可能な距離がリアルタイムで表示されている。バッテリーのアイコンの横には32km、ガソリン給油機のアイコンの横には470kmと表示されているから、合計でここから502km走行が可能という目安になる。XC40リチャージT5は、走行状況に応じてエンジンとモーターを組み合わせながら走っていく。
空いた道に出て、前方にクルマがいなくなったところで、本間さんは加速させた。モーターだけで加速しているのでエンジン音は聞こえてこない。車内はとても静かで、電気モーター独特の滑らかな加速感も助手席に伝わってくる。
「加速していく、この感じが良いですね」
釣りに行く時のような長距離を走る場合は、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)機能と車線維持支援機能のパイロットアシストは必ず使うようにしている。
「絶対に使いますね。自分の脳と目と右足の負担が減って、安全に寄与していますから。コンピュータに例えれば、CPU(中央処理装置)を休ませるようなものです」
専門家らしいうまい例えで、まったく同感だ。ACCやパイロットアシストを使うことで、安全性が向上しドライバーの負担も軽減する。