2021年10月28日、三菱自動車工業(以下、三菱)はクロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッド車(PHEV)をフルモデルチェンジして、12月16日から発売すると発表した。

内外観だけでなく、PHEVのシステムも刷新

画像: 従来型より15mm長く、60mm幅広く、35mm高い。 ホイールベースも35mm延長されている。

従来型より15mm長く、60mm幅広く、35mm高い。 ホイールベースも35mm延長されている。

アウトランダーは三菱初のクロスオーバーSUVで、初代は2001年に発売された。 ただし、日本では「エアトレック」の車名だった。 2005年に発売された2代目からは日本でも「アウトランダー」となり、2012年に発売された現行型は2013年にPHEVを追加設定。 欧米やアセアンなどに順次展開して、2021年9月末時点の累計で約29万台を販売している。

新型アウトランダーは2021年2月に北米仕様がオンラインで発表され、日本仕様も内外装のデザインは先行公開されている。

新型アウトランダーPHEVは、三菱の電動化技術と四輪制御技術の粋を集め、アライアンスで開発した新世代のプラットフォームや先進技術を活用したフラッグシップモデルだ。 「威風堂堂」をコンセプトに、ボディやシャシ、パワートレーンなどすべてを刷新し、全方位で大幅に進化させている。

画像: パジェロなどの背面式スペアタイヤをモチーフとした「ヘキサガード ホライズン」を採用したリアビュー。

パジェロなどの背面式スペアタイヤをモチーフとした「ヘキサガード ホライズン」を採用したリアビュー。

スタイリングは、機能美を力強く表現した三菱独自のSUVデザインをベースに、新たなコンセプト「BOLD STRIDE(ボールド ストライド)」を掲げている。

エクステリアでは、フロントデザインは新世代のダイナミックシールドを採用して存在感のあるものとなった。 サイドは20インチの大径ホイール、それを包み込む筋肉質なフェンダーフレア、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーやフローティングルーフ(ピラーをブラックアウトしてルーフが浮いて見える)が特徴的。 リアは六角形デザインを取り入れたテールゲートや、水平基調で左右両端に広がったテールランプなどが安定感のあるスタイリングとしている。

最新のADASとコネクティビティ装備も充実

画像: 走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調のインストルメントパネル「ホリゾンタル アクシス」を進化させて採用。

走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調のインストルメントパネル「ホリゾンタル アクシス」を進化させて採用。

インテリアは走行時の車体姿勢変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインパネ「ホリゾンタル アクシス」を進化させて採用している。 メーターパネルは12.3インチのフル液晶ディスプレイで、10.8インチのウインドシールド投写型ヘッドアップディスプレイや、スマホ連携ナビも採用している。

高速道路 同一車線運転支援機能の「MI パイロット」や、安全で快適なドライブをサポートする「三菱コネクト」も採用するなど、安全&快適装備も充実している。

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