2021年8月に大幅改良を行ったスバル フォレスター。今回は2タイプの異なるエンジンを搭載したモデルを東京から連れ出して、神戸&六甲を往復するロングランドライブを敢行。その進化をチェックしてみた。(Motor Magazine 2022年2月号より)

ツーリングアシストにより長距離の帰路も疲れ知らず

六甲山は神戸に居留する外国人たちのリゾート地として開発され、そこに建てられた「六甲山ホテル」は彼らの交流の場にもなっていたらしい。そんな建物は近代化産業遺産に認定され、後世に受け継ぐべく、昨年「六甲サイレンスリゾート」としてイタリア人建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏の手によって再建されたのだそうだ。

画像: 六甲サイレンスリゾート。フォレスターは存外、ユーロクラシックな雰囲気にも似合っている。

六甲サイレンスリゾート。フォレスターは存外、ユーロクラシックな雰囲気にも似合っている。

豊富に木材を使用したクラシックな建物の2階の窓からは海ものぞめるレストランでランチとおすすめのアップルパイをいただいた。こちらは今後、ホテルなども建設予定で、大人たちがドライブ中にひと息つく上質な立ち寄りスポットとしておすすめだ。

帰路は宝塚のあたりで日没を迎えた。バックミラー越しに映る柔らかく黄金色に光る夕陽に励まされるような気持ちになって気分一新。そして新東名の路側灯の少ないエリアや長く続くトンネルの中では、深夜に書斎で静かな時間を過ごすようなフィーリングに気付く。

フォレスターは、ステレオカメラの広角化やソフトウェアを改良した「新世代アイサイト」を採用しているが、そのツーリングアシスト機能をセット。一定走行を静粛かつゆったりと保つ室内空間で過ごす時間も、悪くない。

画像: 新世代アイサイトを搭載。写真は新東名高速の120km/h区間で先行車を追従走行しているところ。制御の正確さはもちろん、人の運転感覚に近い、より自然で滑らかな制御を実現しており、安心・快適な高速移動を可能としている。

新世代アイサイトを搭載。写真は新東名高速の120km/h区間で先行車を追従走行しているところ。制御の正確さはもちろん、人の運転感覚に近い、より自然で滑らかな制御を実現しており、安心・快適な高速移動を可能としている。

この機能は、高速道路において0~120km/hの幅広い車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシスト。区画線と先行車の両方を認識することで、渋滞から高速巡航まで、さまざまなシーンで運転負荷を大幅に軽減してくれる。疲れ知らずなのは、包まれるような快適さを保つシートのおかげでもある。

願わずしてさまざまな気象状況下でドライブが体験できた今回は、フォレスターのオールウェザーで頼もしく安全なドライブを叶えてくれるところを再認識。さらにスポーツ性という新しい一面も発見できた。最新のフォレスターはパッケージングの懐サイズも頼もしい豪者(車)であり、スバルらしさを表現する走車なのである。(文:飯田裕子/写真:永元秀和/取材協力:六甲山サイレンスリゾート)

スバル フォレスター スポーツ主要諸元

●全長×全幅×全高:4640×1815×1715mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1570kg
●エンジン:対4DOHCターボ
●総排気量:1795cc
●最高出力:130kW(177ps)/5200-5600rpm
●最大トルク:300Nm/1600-3600rpm
●トランスミッション:8速CVT(リニアトロニック)
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・63L
●WLTCモード燃費:13.6km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):330万円

スバル フォレスター アドバンス主要諸元

●全長×全幅×全高:4640×1815×1715mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1640kg
●エンジン:対4DOHCターボ+モーター
●総排気量:1995cc
●最高出力:107kW(145ps)/6000rpm
●最大トルク:188Nm/4000rpm
●トランスミッション:7速CVT(リニアトロニック)
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・48L
●WLTCモード燃費:14.0km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):317万9000円

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