9代目シビック 2011-2015

北米仕様の9代目シビック4ドアセダンEXL。クリーンなデザインが特徴。北米仕様には2ドアクーぺも設定された。

欧州仕様の9代目シビック ハッチバック。北米仕様と比べるとダイナミックな印象。欧州仕様にはこのほかステーションワゴンのツアラーもあった。
9代目シビックは日本市場で販売されることはなく(タイプRが限定的に登場)、北米市場用のモノフォルムの4ドアセダン/クーぺと、欧州市場用のロー&ワイドなハッチバック/ツアラーの大きく2本立てとなった。
北米市場用の4ドアセダンはクリーンで流れるようなワンモーションデザインを先代から受け継ぎながら、そのコンセプトをさらに洗練されたものに仕上げている。アメリカの燃費規制の強化にあわせて、パワートレーンに低燃費ガソリン、ハイブリッド、CNGナチュラルガスなども設定。安全性能も高く評価され、北米市場で好調な販売を記録している。この北米仕様の4ドアセダンにはハイパフォーマンスモデル「Si」も設定されている。
欧州市場用のハッチバック(5ドア)は、やはり先代の未来的デザインを受け継ぎつぎながらスタイリッシュに進化。ボディサイズは先代と比較して全高が20mm低くなり全幅が10mm拡大した。2013年にはステーションワゴンであるツアラーも登場した。
スポーツモデル「タイプR」はハッチバックで登場、これをベースに開発されたモデルで世界ツーリングカー選手権(WTCC)に出場、活躍している。このタイプRは日本にも上陸している。
10代目シビック 2016-2021

2016年にワールドプレミア、2017年に日本でも発表された10代目シビック。写真はハッチバック。ハッチバックには6速MTを設定、エンジンはハイオク仕様とスポーツ走りを意識したものだった。

ハッチバックのインテリア。前席乗員を囲むようなコクピット感覚のデザインは、ハッチバック、セダン共通。
10代目シビックは、「仕向け地のニーズに合わせ最適なモデルを開発する」という8代目・9代目のコンセプトを見直し、市場・地域別に異なっていた車両開発を統一することになり、日本市場においても、8代目の途中で販売終了となって以来、7年ぶりに復活することになった。
ボディは、5ドアハッチバック、4ドアセダン、2ドアクーペ(北米市場のみ)の3タイプ。これまでノーマル車をベースに開発されてきたタイプRは、遅れて2017年に登場したが、設計段階からノーマル車と並行して同時開発されたことが話題となった。
日本仕様は5ドアハッチバックと4ドアセダンの2つのボディが設定され、それぞれに専用チューニングされた1.5L VTECターボエンジンを搭載。トランスミッションは5ドアハッチバックはCVTと6速MTの2種類を設定、セダンはCVTのみの設定、タイプRは6速MTのみと使い分けられている。(日本では5ドアハッチバックと4ドアセダン、タイプRが同時にデビュー)
ただ、グローバルでは上質なCセグメントモデルとして人気を集める一方で、日本市場では7年間のブランクの影響は大きく販売が伸び悩み、世代の途中でセダンの販売が終了、5ドアハッチバックとタイプRのラインナップとなった。

日本ではハッチバックと同時に発表されたセダン。10代目は世界共通のグローバルプラットフォームを採用していた。ただセダンの国内販売は伸びず、世代途中で日本市場から姿を消した。
11代目シビック 2021- 【通称:爽快シビック】
11代目シビックは、先代のグローバルなヒットを受けてキープコンセプトで登場。ボディタイプはまず4ドアセダンがワールドプレミアされた後、5ドアハッチバックがデビュー。5ドアハッチバック登場の際に「爽快シビック」のグランドコンセプトが掲げられた。日本仕様はとりあえずこの5ドアハッチバックのみが設定される。
スポーツモデルとしては、「Si」(日本への導入は未定)と「タイプR」の2種類が存在がすでに明らかになっている。
世界トップレベルのCセグメントモデルに進化したシビックは、日本市場で再び大きな存在感を示すことができるのか、新たな挑戦が始まっている。

「爽快シビック」をグランドコンセプトに2021年に登場した11代目シビック。今後、電動パワートーイン「e:HEV」を搭載したハイブリッドモデルや、高性能スポーツモデル「タイプR」などが登場する。11代目の物語はまだ始まったばかりだ。