サーキットスペックの「決定版」として登場したSTOでは、少々尖りすぎている。かといって今さら「普通のウラカン EVO RWD」ではモノ足りない。そんな声に応えてくれたのだろうか。ほどよくハードでストリートが似合う快適性も備えた「テクニカ」が、ウラカンのラインナップに加わった。ブラッシュアップされたデザインのモチーフは、ランボルギーニの「新世代」をイメージさせる。

ほどよく目立つリアウイングが、空力特性をしっかり改善

左右に配された「イプシロン・デザイン」は、次世代感を猛烈にアピール。フロントスプリッターの処理が、ダウンフォースと冷却性能を一気に高めている。

画像: リアのシェイプを変更、ウインドー越しの視界が改良されている。エアアウトレットを備えたリアバンパーも新調。

リアのシェイプを変更、ウインドー越しの視界が改良されている。エアアウトレットを備えたリアバンパーも新調。

さらに適度なインパクトを振りまく固定式のリアウイングの採用によって、ダウンフォースはEVO RWD比で35%プラス、ドラッグは20%低減された。アンダーボディにも新しいエアロデフレクターを配して、空力が最適化されている。

標準装着のホイールはEVO RWDの前245/35ZR19、後305/35ZR19に対して、前245/30ZR20、後305/30ZR20と、1インチサイズアップされたもの。ダイヤモンドカットを施したこの新デザインホイールは、2019年に発表されたバーチャル仕様のスーパーカーコンセプト「ランボルギーニV12 ヴィジョン グランツーリスモ」のイメージを具現化している。

ウラカンのもっとも新しいスタイルは、時代を超越するかも

あくまで比較的、公道志向に振られたウラカン テクニカだが、クローズドコースでひとたび「鞭」を入れれば、最高にレーシーな走りを楽しませてくれることは言うまでもない。ドライブモードを「CORSA」に切り替えることで、スロットルレスポンスや変速プログラムはサーキットに合わせた特性に変化する。

画像: インターフェイスはテクニカ専用にリセッティングされている。カスタマイズメニューも豊富だ。

インターフェイスはテクニカ専用にリセッティングされている。カスタマイズメニューも豊富だ。

LDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)が精密な制御と俊敏性を生み、トルクベクタリング機能とP-TCSが後輪駆動の限界を引き出してくれる。特別に設計された冷却ディフレクターとキャリパーダクトによって、周回を重ねてもブレーキが音を上げることはない。

今後は着実に電動化が進んでいく中で、ランボルギーニ車のパフォーマンスとデザインは、ひと足飛びに進化する可能性は高い。けれどウラカン テクニカには、そうした世代交代に左右されない不変の新しさとバリューが強く感じられる。

「大いなる過渡期」に生み出されたモデルだからこその円熟味が、たまらなく魅力的だ。

ランボルギーニ ウラカン テクニカ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4567×1933×1165mm
●ホイールベース:2620mm
●車両重量:1379kg
●エンジン:V10 DOHC
●総排気量:5204cc
●最高出力:470kW(640ps)/8000rpm
●最大トルク:565Nm/6500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:RWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・80L
●タイヤサイズ:前245/30ZR20 後305/30ZR20

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