2022年度にアウディとポルシェとで合計102基の急速充電器が利用可に
BEV(電気自動車)のマーケット拡大に向け、キーファクターとなる急速充電設備に関して、アウディとポルシェが日本国内で提携し、「プレミアムチャージングアライアンス(Premium Charging Alliance)」事業を展開することとなった。
具体的には、アウディとポルシェのBEVモデルのオーナーに向け、両ブランドのディーラーネットワークまたは都市部に展開するCHAdeMO(チャデモ)規格の150kW級出力(2022年夏までは90kW)の急速充電器ネットワークを統合することによる、日本国内での急速充電サービスの拡大となる。
これにより2022年度に段階的に、全国のアウディディーラー52拠点へ設置される52基と、ポルシェジャパンが展開するポルシェターボチャージャー41拠点50基の合計102基の150kW急速充電器を、両ブランドのBEVオーナーが利用することが可能となる。
アウディ ジャパンのブランドディレクターであるマティアス・シェーパース氏は「アウディジャパンは、電気自動車への転換において150kW以上の急速充電器ネットワークを戦略的に拡大することが必要不可欠であり、オーナーの利便性の向上は電気自動車販売促進においても非常に重要な役割を持つと考えています。」
ポルシェジャパン社長のミヒャエル・キルシュ氏は、「日本は公共の充電ネットワークの整備に積極的に取り組んでいますが、充電速度自体はまだ十分でないと考えています。スポーティなモビリティを提供するプレミアムプロバイダーという立場から、ポルシェが急速充電の分野で先駆者になることは当然のことです。」
と、それぞれ「プレミアムチャージングアライアンス」事業の意義を語っている。