2022年2月に日本再上陸を発表したヒョンデ(Hyundai)は、7月30日にアフターサービス拠点「ヒョンデ カスタマーエクスペリエンスセンター横浜(CXC)」をオープンしました。

2階はユーザーがくつろぎながらヒョンデの世界観に浸る場所

さて、建物2階に移動して最初に現れたのがヒョンデラウンジです。ブランドコンセプトを元に制作されたオリジナルグッズを展示され、製品紹介のプレートに記載されたQRコードからオンラインで購入することもできます。

そう、クルマの購入だけでなくこうしたグッズ類の販売もオンラインなのです。ヒョンデの世界観に共感したオーナーの中には、その場で買って思い出とともに持ち帰りたいという人もいるはず。そうした要望に応えてくれるオプションもあってもいいのではないでしょうか。

画像: ヒョンデラウンジと顧客ラウンジ。展示グッズの横の説明プレートにQRコードがある。顧客ラウンジ奥の壁はガラス張りになっており、愛車の整備をリアルタイムで見ることができる。

ヒョンデラウンジと顧客ラウンジ。展示グッズの横の説明プレートにQRコードがある。顧客ラウンジ奥の壁はガラス張りになっており、愛車の整備をリアルタイムで見ることができる。

ヒョンデラウンジの隣にある顧客ラウンジにはイスとテーブルを用意され、ガラス張りの先にある階下の整備スペースを見ることができます。オリジナルドリンクやお菓子を片手にくつろぎながらメインテナンスを受ける愛車の様子を眺めるなんて、嬉しいシチュエーションではないですか。ガラスによる構成は、点検や整備など作業の透明性確保にも貢献しているそうです。

画像: 2階にある顧客ラウンジから見た整備スペースの様子。

2階にある顧客ラウンジから見た整備スペースの様子。

実は商談ブースもあります。オンラインだけではわからない素材の質感やオプションなどの確認、そして説明を担当者から受けられるそうです。クルマについて気になることや困ったことがあれば、とりあえずここに来れば大丈夫、そんな施設なのだと思います。

画像: 商談ブース。ヒョンデ車を買う前に疑問点があればここで聞こう。

商談ブース。ヒョンデ車を買う前に疑問点があればここで聞こう。

CXCのカスタマー体験の裏では・・・

メインテナンスを行うスペースは、駆動用バッテリーを交換できる設備も備えられているんです。また、全国の整備工場のハブ機能としての役割もあり、スタッフの研修を行うトレーニングルームも設置されていて、全国のユーザーが安心して乗ることができる環境を整備する際の中核拠点にもなっています。

画像: 写真右にあるリフトは、電気自動車のバッテリー交換に対応した特別製。

写真右にあるリフトは、電気自動車のバッテリー交換に対応した特別製。

建物の外には充電できるスペースあり

電動車をラインナップするヒョンデらしく、建物の外には急速充電器と普通充電器を合計7器用意しています。そのうちふたつは、近年一般化しつつある50kW級急速充電器よりもさらに高出力なCHAdeMO対応急速充電器(出力は未発表)です。

IONIQ5は超急速充電器といわれる350kW出力にも対応する電気自動車で、海外市場ではすでにそうした運用も行われています。日本で350kW急速充電器を設置するにはいくつものハードルがあるためここでの実現は難しいかもしれません。しかし、充電器が一般開放された暁には、他ブランドユーザーも含めて立寄ってヒョンデブランドをCXCで体験できる、そんな施設になるのではないでしょうか。

画像: 9月より稼働する普通充電スペース(6kW)一般開放時期は未定。

9月より稼働する普通充電スペース(6kW)一般開放時期は未定。

■Hyundai Customer Experience Center横浜の概要

名称:Hyundai Customer Experience Center横浜
住所:神奈川県横浜市港北区北新横浜2丁目2-1
最寄駅:横浜市営地下鉄ブルーライン 北新横浜駅(徒歩5分)
営業時間:10:00〜18:00(毎週月曜日定休)

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