2022年10月3日(現地時間)、マセラティ S.p.A.は、そのブランドのアイコンである、グラントゥーリズモの新型を発表。75年前のマセラティ A6 1500から始まる、スポーツクーペのシリーズのストーリーに新章を追加した。

あらゆるエクスキューズを廃して磨き抜かれたGT性能

マセラティを代表するスポーツクーペであるグラントゥーリズモの新型に関しては、以前からさまざまな情報が公開されており、2022年9月には公道走行が開始されていた。そしていよいよ、正式発表のはこびとなった。

画像: 100%電気自動車のマセラティ グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」。

100%電気自動車のマセラティ グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」。

そのデザインは、美しさと機能性の理想的なバランスを表現しており、虚飾要素は一切ない。まぎれもなく唯一無二で、一目でそれと分かるラインと、クラス最高の力学を保管するにふさわしいピュアなそのフォルムは、クルマの正統性と洗練されたデザイン要素を際立たせている。

長いボンネットと4つのフェンダーが交差する中央のボディは、マセラティのすべてのモデルに共通するクラシックなプロポーションを踏襲している。逆にルーフラインはダイナミックに下がり、アイコンであるトライデント(三つ叉の矛)のロゴを配したピラーのカーブが強調されている。

新型グラントゥーリズモには、マセラティが開発した革新的な3.0L V6ツインターボの「ネットゥーノ」エンジン搭載車と、100%電気自動車(EV)を設定。エンジン車は490ps/600Nm版の「モデナ」と550ps/650Nm版の「トロフェオ」。EVは300kWの強力な永久磁石モーターを3基搭載した「フォルゴーレ」となる。

フォルゴーレのバッテリー公称容量は92.5kWhで、560kW(約760ps)の最高出力と1350Nmの最大トルクで4輪を駆動する。このバッテリーの仕組みと革新的な配置で、スポーティさを損なうことなく車高を1353mmにおさえている。

また、Tボーンと呼ばれるバッテリーパックの形状は、マセラティの「ゼロ・コンプロマイズ(妥協を一切しない)」アプローチの一環であり、バッテリーモジュールをシート下に配置せず、主にセンタートンネルに移動させることで車高を大幅に下げることができた。

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