実車を早く見てみたい、という欲求に駆られるクルマは少なくない。だが2023年1月31日にデビューした「CX-90」には、とみに興味をそそられる。北米専売のCX系としては2021年12月に登場した「CX-50」のカッコよさにも軽く嫉妬を感じたものだが・・・長く、広く、高い、その「サイズ感」があるからこそ「KODO<魂動>Design」の魅力がさらに際立つ。

目指したのは凛とした美しさ。この大きさは必然だった

画像: 新しい「TAKUMI」カラーもまた、CX-90の存在感を際立たせている。「アーティザンレッドプレミアムメタリック」の瑞々しく深みのある色味は、マルチレイヤードによって演出されたものだ。影に入るとほとんど黒に見えるが、光が当たると明るく色鮮やかな赤が浮かび上がる。

新しい「TAKUMI」カラーもまた、CX-90の存在感を際立たせている。「アーティザンレッドプレミアムメタリック」の瑞々しく深みのある色味は、マルチレイヤードによって演出されたものだ。影に入るとほとんど黒に見えるが、光が当たると明るく色鮮やかな赤が浮かび上がる。

先進の技術とはまた別に、CX-90はデザイン性についても、従来のマツダ車とは一線を画しているように思える。あくまで画像を見たうえでの私見ではあるのだが、マツダ独自のデザインフィロソフィー「KODO<魂動>」に寄り添いながら、ラグジュアリーを謳うにふさわしい重厚感とスポーティ感をきわめてバランスよくまとめ上げているように思えるのだ。

チーフデザイナーの椿 貴紀氏によれば、CX-90ではそれを「DIGNIFIED BEAUTY(凛とした美しさ)」と呼び、パワフルなパフォーマンスを補完する要素としてダイナミックなフォルムに「ブレンド」しているのだという。

MAZDA CANADAの公式ホームページで配信されている電子版オーナーズマニュアル(PHEV/エディション1)には、全長5100mm×全幅1994mm×全高1745mm(ルーフレールこみ)、トレッドは前1705mm/後1708mm、ホイールベースは3120mmと記載されている。車両重量(グロス)は3109kg。前後重量配分は21インチモデルで前1313kg:後1797kgとなっている。

同じラージプラットフォームでもCX-60(日本仕様)と比べると360mm長く、104mm幅広で、60mm高い。日本市場向けとしては最大級のCX-8に対しても全長で175mm、全幅で約150mm、全高で15mmプラスされる。

魂動の世界観を広げるような5m越えのボディワークとともに、ソフィスティケートされたインテリアデザインと合わせて、あらゆる意味で「格上感」を強く印象づけていることは確かだ。

洗練された造形と精密に仕上げられた面の作りこみには、ボディに映り込む光の動きを強調する働きが与えられた。それは停まっている時ですら威厳に満ちたたたずまいを見せ、同時に見る角度によって異なる表情を浮かび上がらせる。

画像: PHEV/ロジウムホワイトプレミアムメタリック。ラージ商品群向けに開発されたピュアホワイトも、このサイズ感によく似合う。

PHEV/ロジウムホワイトプレミアムメタリック。ラージ商品群向けに開発されたピュアホワイトも、このサイズ感によく似合う。

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