新しいフロントデザインやCIも採用したエクステリア
エクステリアでは、ひとめでアウディの電気自動車(eトロン)とわかる、開口の少ないシングルフレームグリルをブラックのマスクで囲む、新しいフロントデザインを採用。新しいコーポレートアイデンティティとして、エクステリアに採用された2次元デザインのアウディのフォーリングスや、Bピラーにモデル名を記している。
パーツには、ペットボトル由来のリサイクル原料等を使用するダイナミカを素材とするシートや、自動車の混合プラスチック廃棄物を革新的なプロセスにより再利用したシートベルトバックルカバーを採用して、環境にも細かい配慮を行なっている。このシートベルトバックルカバーはアウディが安全関連コンポーネントに初めて採用するリサイクル素材となる。Q8 eトロンにこれらの素材を使用することで、コンポーネントに使用される資源の量を削減し、効率的かつ持続可能な循環型社会の実現を目指している。
車両価格は、Q8 50 eトロン クワトロ Sラインが1099万円、Q8 55 eトロン クワトロ Sラインが1275万円、Q8スポーツバック 55 eトロン クワトロ Sラインが1317万円。いずれもハンドル位置は右のみで、駆動方式は2モーターの4WDだ。Sモデルに関しては、2023年の第3四半期以降に発表予定だ。
2033年以降は全モデルの販売を電気自動車とする計画を発表しているアウディ。日本でも、ユーザーが電気自動車を検討しやすい環境作りを行うため、2023年は全国のアウディeトロン店に既に設置されている50基の50kW-90kW急速充電器を150kW急速充電器に置き換え、150kW急速充電器を全国合計で102基にすることで急速充電ネットワークをさらに拡大していく。