2023年3月29日(イタリア・現地時間)、アウトモビリ・ランボルギーニは、同ブランド初の電動モデルとなるとなる、HPEV(ハイパフォーマンス プラグインハイブリッド)「Revuelto<レヴエルト>」を発表した。ブランド創立60年目を祝福するのは、1015psを発生する電動化×V12ユニットという全く新しいパワートレーンだった。

アドレナリンを目に見える形で表現。エモーションの頂点がそこにある

画像: 航空宇宙工学も盛り込みつつ、空気の流れを最適化。ドアハンドルもY字の翼型で、フロントフードから流れてくる外気流をサイドに水平に取り付けられたフィンに向けて流し、そのままラジエーターに導く。

航空宇宙工学も盛り込みつつ、空気の流れを最適化。ドアハンドルもY字の翼型で、フロントフードから流れてくる外気流をサイドに水平に取り付けられたフィンに向けて流し、そのままラジエーターに導く。

デザインは、ランボルギーニのDNAを保ちつつ、あらたなステップへと進化をみせている。特に「Y」の文字がキーワードとなって、ランボルギーニの新デザイン言語が表現されている。

エクステリアでは、Y型のヘッドライトがシグネチャー(アイデンティティの発露)となる。アウトモビリ・ランボルギーニでデザイン部門を統括するミィティア・ボルケルトは「このY字形が新しいフラッグシップにとっても、重要なテーマ性を与えています」と語っている。

「Revuelto は、アドレナリンを目に見える形で表現したもので、そのデザインによってランボルギーニの個性的なデザイン言語の未来に向かう扉を開くモデルです。 そのモノコックボディを包み込むラインの数々、V12 HPEV のパワートレインに対する自由な解釈を一目見ただけで、それが人々を惹きつけてやまないランボルギーニ の次世代モデルであることがわかります」

磨き抜かれたエアロダイナミクスを美しさというメソッドで表現したフォルムは、まさに未来を感じさせてくれるものとなっている。V12エンジンとハブリッドシステムが組み込まれたリアには、六角形の2本出しマフラーを装備。ちなみにエアロ効果は、アヴェンタドール ウルティメよりフロントで33%、リアで74%向上している。

画像: サーキットではスーパースポーツカーとしてアグレッシブな走りを満喫し、日常では抜群の機能性で快適に過ごすことができる。相反する魅力をバランスさせたコクピットが、新世代フラッグシップモデルの証ともいえる。

サーキットではスーパースポーツカーとしてアグレッシブな走りを満喫し、日常では抜群の機能性で快適に過ごすことができる。相反する魅力をバランスさせたコクピットが、新世代フラッグシップモデルの証ともいえる。

インテリアにおけるY字形シグネチャーは、ドライバーオリエンテッドのトータルデザインの中に見てとれる。生まれているのは、マシンとの一体感。ボルケルトはそれを「レースカーに乗っているような感覚を再現」しているという。

直感的な操作を可能にするために、先進のテクノロジーが奢られる。センターキャビンに配された8.4インチの垂直型ディスプレイは、このクルマの各種操作のメインコントローラとなる。また、ドライバーと助手席同乗者がインフォメーションを共有できディスプレイが、コックピット側に12.3インチのもの、助手席側に9.1インチのものが装備される。

個性的なステアリングホイールにも注目したい。そのレーシーな佇まいは、エッセンツァSCV12(ランボルギーニがレース専用に作った限定40台のモデル)からインスパイアされたという。スポークには、ドライブモードや車高昇降、リアウイング傾斜調整などをコントロールする4つのローターが配置される。

同時にレヴエルトは、室内の快適さへの配慮も怠らない。ヘッドルームが26mm、レッグルームが84mm、アヴェンタドール ウルティメより広くとられているのだ。センターダッシュボードの下や座席の間には収納スペースを配置、助手席側にはカップホルダーも用意されている。

ADAS(先進運転支援システム)は、走行レーンを正しく導く「ALDW」やレーンチェンジ時の危険を知らせる「LCW」、走行時にアクセルやブレーキをコントロールする「ACC」、バック時に歩行者などの接近を知らせる「RCTA」などがフルパッケージで装備される。

ここまでの「至れり尽くせり」ぶりは、ランボルギーニとしては初のことだとか。新たなスーパーカーの時代の幕開けは、単なる速さだけではない「ハイパフォーマンス」の世界を、垣間見せてくれることになりそうだ。

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