2023年3月29日(イタリア・現地時間)、アウトモビリ・ランボルギーニは、同ブランド初の電動モデルとなるとなる、HPEV(ハイパフォーマンス プラグインハイブリッド)「Revuelto<レヴエルト>」を発表した。ブランド創立60年目を祝福するのは、1015psを発生する電動化×V12ユニットという全く新しいパワートレーンだった。

V12エンジンの新時代を切り拓く3モーターとの最強コラボ

画像: 航空工学にインスパイアされた新型シャシ「monofuselage」をはじめ、ボディまわりは熟達職人の手になるカーボンファイバー素材で構成されている。アヴェンタドールに対してシャシだけでも10%軽く、フロントフレームだけなら20%も軽量化されている。一方でねじれ剛性は25%向上している。

航空工学にインスパイアされた新型シャシ「monofuselage」をはじめ、ボディまわりは熟達職人の手になるカーボンファイバー素材で構成されている。アヴェンタドールに対してシャシだけでも10%軽く、フロントフレームだけなら20%も軽量化されている。一方でねじれ剛性は25%向上している。

創立60周年というランボルギーニの節目の年に、新たな歴史の一幕が切っておろされた。今回、ワールドプレミアが行われたランボルギーニ「レヴエルト」は、6.5Lの自然吸気のV12エンジンと3つのモーターが組み合わされたスーパースポーツ・プラグインハイブリッドだ。

1015psの最高出力と725Nmの最大トルクという異次元のスペックを実現したことで、ランボルギーニとしてはこのシステムを、ただのPHEV(プラグインハイブリッド)ではなく、「HPHEV(ハイパフォーマンス プラグインハイブリッド)」と呼んでいる。バッテリーは、3.8kWhを搭載。3つのモーターは、フロントとリアの駆動を司るものと、発電用のもので役目が分けられている。

その凄まじいパワーを内蔵するボディは、軽量化のためにそのほとんどにカーボンファイバーが使われる。結果パワーウェイトレシオは1.75kg/psを達成。ランボルギーニ史上最高の数値となった。

当然パフォーマンスも、異次元への壁をぶちやぶる勢い。0→100km/hを2.5秒で加速し、0→200km/hさえ7秒弱でこなす。オフィシャルにアナウンスされた最高速は350km/hだ。

画像: ランボルギーニ史上、もっともパワフルで軽量なパワーユニット。総重量はアヴェンタドールのそれより17kg軽い。レイアウトも従来の配置から180度回転しているところが特徴で、カウンタック以来連綿と受け継がれてきたパオロ・スタンツァーニ発案の「LPレイアウト」から脱皮している。

ランボルギーニ史上、もっともパワフルで軽量なパワーユニット。総重量はアヴェンタドールのそれより17kg軽い。レイアウトも従来の配置から180度回転しているところが特徴で、カウンタック以来連綿と受け継がれてきたパオロ・スタンツァーニ発案の「LPレイアウト」から脱皮している。

そのバックボーンとして、電子制御トルクベクタリングや電動4WDシステムの効果があげられているが、それはスポーツ走行だけでなく、日常のドライブでもメリットを発揮してくれるという。ランボルギーニとしては初めて、V12ユニットとDCT(8速)が組み合わされており、その優れたドライバビリティにも期待したいところだ。

ランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマンは、新たな時代を迎えてのV12エンジンの採用について、以下のように語っている。

「新型レヴエルトはランボルギーニの歴史におけるマイルストーンであり、ディレツィオーネ・コー・タウリに則る電動化戦略における重要な柱です。非常にユニークで革新的なクルマですが、同時に私たちのDNAに忠実であることも忘れてはいません。V12エンジンは私たちにとって、スーパースポーツのヘリテージと歴史を象徴しうるシンボルです。だからこそレヴエルトは、新しい12気筒エンジンとハイブリッドテクノロジーを組み合わせています。我々を支えてくれる顧客が望んでいるエモーションを育むとともに、時代が求める優れた環境性能を実現する完璧なバランスを生み出すために、このテクノロジーが生まれました。」

This article is a sponsored article by
''.