パワートレーンはHEV、PHEV、そしてFCEVを用意
トヨタのシンボルともいえるクラウン。2022年7月にフルモデルチェンジが行われ、16代目へと進化し「クロスオーバー」、「スポーツ」、「セダン」、「エステート」4つのボディタイプが与えられ、まず「クロスオーバー」がマーケットに投入された。
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スタイリッシュなフォルムの「スポーツ」(プロトタイプ)。
「クロスオーバー」の発売当初は、これまでのクラウンのイメージを覆すSUVフォルムに対し、マーケットの反応を気にする向きもあったが、2022年9月の発売開始からのひと月で、月間目標の8500台の3倍を上回る受注2万6000台を記録する快進撃をみせ、その杞憂を一気に吹き飛ばしている。
そこで気になるのが、「スポーツ」と「セダン」、「エステート」のことだが、このたびトヨタより車両情報および発売時期のアナウンスが行われた。
まず、スポーツSUVを標榜する「スポーツ」だが、パワートレーンはHEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)を有し、駆動はすべて4WDに統一される。発売時期は、HEVが2023年秋頃で、PHEVが同年冬頃が予定されている。
全長4710×全幅1880×全高1560mmというディメンションは、クロスオーバー(同4930×1840×1540mm)と比べると全長が20cm以上短い。ホイールベースは80mm短縮された2770mmに収まる。サイドシルエットを見ると前後オーバーハングが比較的短く、取り回しも良好に思える。
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ボディカラーはモノトーン仕様がホワイト、ブラック、シルバー、レッド、ブラウン、イエローのそれぞれの系統が揃う。バイトーン仕様ではブラックルーフとのコーディネイトとなる。
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インターフェイスの基本デザインは、クロスオーバーと同様。レッド/ブラックのカラーコーディネイトも、ハッチバック専用となりそう。
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よりダイナミックな走りを予感させる、スポーティなシートを装備。後席の足もとはさすがに、広々、というわけにはいかないようだが・・・。
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クーペライクなルーフラインながら、5ドアハッチバックならではの使いやすいラゲッジスペースを実現しているようだ。
トヨタ クラウン 「スポーツ」(プロトタイプ)車両情報
●全長×全幅×全高:4710×1880×1560mm
●ホイールベース:2770mm
●タイヤサイズ:21インチ
●定員:5名
●パワートレーン:HEV(ハイブリッド)/PHEV(プラグインハイブリッド)
●駆動:HEV=4WD/PHEV=4WD
●発売予定:HEV(2023年秋頃)/PHEV(2023年冬頃)
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