スーパースポーツといえども居住性は無視できない
コクピットは、ドライバー直前のメーターパネルは12.3インチのモニター、センターダッシュに8.4インチのディスプレイ、そして助手席前にも9.1インチのディスプレイが並び、ドライバーとコ・ドライバーは同じ情報を同時に見ることができる。ステアリングホイールにはドライビングモードやリアウイングなどを操作する4つのダイヤルが備わっている。
また、スーパースポーツといえども居住性も考慮されている。アヴェンタドールと比べてヘッドスペースは26mm、フットスペースは84mmも拡大され、シートの後ろにはゴルフバッグサイズの荷物が収納でき、フロントフード下には小型のキャリーバッグが2個も積載できる。コクピットにはカップホルダーや、ちょっとした収納スペースも用意されている。
さらに、レヴエルトではランボルギーニ車で初めて、カメラ/レーダー/センサーなどの高度なシステムによる完全なADAS(先進運転支援システム)を採用。これにより、アクティブ車線逸脱警報、車線変更警告、アダプティブ クルーズコントロールなどの安全装備が充実されている。
さて、気になるのは日本仕様の車両価格だが、ランボルギーニ・ジャパンによると、ユーロとの為替レートとの関係もあり、まだ正式には決まっていない。一説には「6500万円から」と言われているが、正式な車両価格は2024年春にデリバリーが開始されるまでには発表されるとのことだ。ちなみに、日本仕様のレヴエルトは「数年分まで完売している」とのこと。ランボルギーニ初のハイパフォーマンスEV、レヴエルトが日本の公道を走る姿を見られる日が待ち遠しい。
ランボルギーニ レヴエルト(本国仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4947×2033×1160mm
●ホイールベース:2779mm
●乾燥重量:1772kg
●エンジン:V12 DOHC+モーター×3
●総排気量:6498cc
●エンジン最高出力:825hp/9250rpm
●エンジン最大トルク:725Nm/6750rpm
●システム最高出力:1015hp
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:電動4WD
●タイヤサイズ:前265/30ZRF21、後355/25ZRF22