プジョー久々のニューモデル「408」が日本にやって来た。まずは試乗会で短時間ながら試乗ができたので、そのファーストインプレッションをお届けしよう。

かなり性格の違うICE版。選択は、けっこう悩ましいかも

画像: こちらは1.2Lの直3ターボを搭載したICE版の408 GT。左リアフェンダー上の充電ポートがない以外、外観はPHEVと変わらない。

こちらは1.2Lの直3ターボを搭載したICE版の408 GT。左リアフェンダー上の充電ポートがない以外、外観はPHEVと変わらない。

PHEVに試乗後、短時間だがICE版の408 GTにも乗ってみた。グレードは同じなので、外観での違いはPHEVは左リアフェンダー上の充電ポートの有無くらいだ。こちらのパワーユニットは130psと230Nmを発生する1.2Lの直3ターボ。

こちらのほうがエンジンサウンドは元気が良く(騒がしいという意味ではない)、乗り心地も少し硬め。それでも、PHEVより300kg近く車両重量は軽いから、軽快感は段違い。低速時こそATのレスポンスが少し気になるが、パドルシフトを駆使して走りを楽しむ・・・なんてシチュエーションはPHEVより向いているようだ。

内外装はほとんど同じとはいえ、パワートレーンで性格はけっこう異なる2台。そして車両価格は130万円も違う。PHEVのほうが経済性が高いとはいえ、ランニングコストで130万円の差を埋めるにはかなりの時間と走行距離が必要となるだろう。

408は、けっしてニッチなクルマではなく、プジョー初のボディタイプは女性にもお勧めしたいオシャレなスタイルだ。日本車でも似たようなスタイリングのモデルが登場しているし、このクロスオーバーというボディタイプは、SUVやミニバンの次を模索している人たちの新たなトレンドになるかもしれない。

そう考えると、408を選ぶならPHEVかICEか、ますます悩んでしまう。使い方と予算を考慮して、ということになるのだろうが、そうやって悩んでいるときが、じつはクルマ好きにはイチバン幸せな時間ともいえるかもしれない。(写真:Webモーターマガジン編集部)

画像: コンセプトカーの「インセプション」からインスパイアされたリアビューは、テールエンドがスポイラー形状となる。3連のLEDテールランプもユニーク。

コンセプトカーの「インセプション」からインスパイアされたリアビューは、テールエンドがスポイラー形状となる。3連のLEDテールランプもユニーク。

プジョー408 GTハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4700×1850×1500mm
●ホイールベース:2790mm
●車両重量:1740kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1598cc
●最高出力:132kW(180ps)/6000rpm
●最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1750rpm
●モーター最高出力:81kW/2500rpm
●モーター最大トルク:320Nm/500−2500rpm
●システム合計最高出力:225ps
●システム合計最大トルク:360Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・40L
●WLTCモード燃費(ハイブリッド):17.1km/L
●タイヤサイズ:205/55R19
●車両価格(税込):629万円

プジョー408 GT 主要諸元

●全長×全幅×全高:4700×1850×1500mm
●ホイールベース:2790mm
●車両重量:1430kg
●エンジン:直3 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1199cc
●最高出力:96kW(130ps)/5500rpm
●最大トルク:230Nm(23.5kgm)/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・52L
●WLTCモード燃費:16.7km/L
●タイヤサイズ:205/55R19
●車両価格(税込):499万円

▼▼▼森山未來氏が登場した新世代プジョー408発表会はこちら▼▼▼

画像2: web.motormagazine.co.jp
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