シルクのように滑らかな軽やかさを表現
![画像: フロントでは、デザインコンセプトに合わせて「ダイナミックシールド」を進化させた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/08/01/c6f511d6dc1d577ac8ec540f4ce924e961be2bac_xlarge.jpg)
フロントでは、デザインコンセプトに合わせて「ダイナミックシールド」を進化させた。
三菱が第30回インドネシア国際オートショーで新型コンパクトSUVを世界初披露することは、以前から当Webモーターマガジンでも紹介していたが、今回まず外観デザインが先行公開された。
このコンパクトSUV、車名は未発表だが、「シルキー & ソリッド」をコンセプトに、優雅さと堅牢性を融合させたスタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインとしている。アセアンの都会からアウトドアシーンまで圧倒的な存在感を発揮するスタイリングを実現した。
ボディ上部はフロントのスリーダイヤからサイド〜リアへと流れるように繋がるスリークなサーフェイスとフローティングルーフによって、シルクのように滑らかな軽やかさを表現している。ボディ下部はクラストップレベルとなる222mmの最低地上高や18インチのホイールと大径タイヤによって悪路走破性を確保しながら、アスリートの敏捷性を表現する筋肉質なフェンダーフレアとすることで、SUVらしいソリッドで力強いプロポーションとしている。
フロントでは、デザインコンセプトに合わせて「ダイナミックシールド」を進化させた。パワートレーンのパフォーマンスを象徴するフロントグリルを左右バンパーでプロテクトする造形を立体的に一体化させることで、奥行き感のあるスポーティなフロントフェイスに仕上げた。LEDデイタイムランニングランプは、L字型とスリット状の造形を組み合わせてT字型に発光させ、遠くからでも一目で三菱車と分かるアイコニックなデザインとするとともに、ワイド感のあるスタンスを強調している。
1.5Lエンジン+CVTで前輪を駆動する
![画像: SUVの逞しさや躍動感を表現したサイドビュー。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/08/01/21d22b2bee35269bfe8cc6b246bd668a5d79eae0_xlarge.jpg)
SUVの逞しさや躍動感を表現したサイドビュー。
ボディサイドは彫刻的な前後フェンダーフレアやキャラクターラインによって、張りのある立体的な面構成にメリハリをつけ、SUVの逞しさや躍動感を表現している。リアにおいてもフロントと同様にT字型のLEDテールランプを採用し、ワイドで安定感のあるデザインを実現した。
今回、公開されたのは外観デザインだけだが、搭載されるパワートレーンは1.5LエンジンにCVTを組み合わせ、前輪駆動とされている。インテリアや、そのほかのスペックに関しては、現段階では未発表だ。また、このコンパクトSUVを日本へ導入するかどうかもアナウンスはされていない。
なお、三菱はインドネシア国際オートショーで、新型コンパクトSUVで初搭載となるヤマハと共同開発したオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」を試聴できる専用コーナーを設置する。さらに同ショーでは、eKクロスEVを海外初披露するとともに、インドネシアで生産予定のミニキャブ ミーブを参考出品し、エクスパンダー、エクスパンダークロス、パジェロスポーツなどを出品する。
![画像: 日本でも扱いやすそうなコンパクトSUVだけに、導入が期待されるところだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/08/01/f3fa7979c5ae087d08cd74827d6ea29f2dc15f5a_xlarge.jpg)
日本でも扱いやすそうなコンパクトSUVだけに、導入が期待されるところだ。
三菱 コンパクトSUV 主要諸元
●全長×全幅×全高:4390×1810×1660mm
●最低地上高:222mm(18インチタイヤ装着車、アンダーカバー含まず)
●エンジン:1.5L
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:2WD(FF)