「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、マツダ CX-5(ディーゼル)だ。

マツダ CX-5(2012年:ニューモデル)

画像: 写真はXD(FF)Lパッケージ。タイヤサイズは225/55R19にアップし、アルミホイールも標準装備する。

写真はXD(FF)Lパッケージ。タイヤサイズは225/55R19にアップし、アルミホイールも標準装備する。

マツダ初のフル SKYACTIV搭載車「CX-5」が好評だ。以前にガソリン車のインプレッションは紹介したが、今回は一般公道での試乗で、新開発ディーゼルのSKYACTIV-Dを試す機会を得た。まず、試乗したモデルはXDの4WD。ディーゼルの低速トルクと4WDは悪条件でも強みを発揮するので、SUVにとって恰好の組み合わせだ。CX-5ではもっとも注目を集めるグレードだろう。

過去のディーゼルにはガラガラという大きなノイズがあったが、CX-5では圧縮比が低いこともあり、かなり抑えられている。もちろんアイドリング状態ではガソリンエンジンよりもノイズを発するが、静かな住宅街でも引け目を感じることはないレベル。加速時もディーゼルとは思えないほど静かだ。エンジンの改良と遮音材の配置が効果的に行われた結果である。

また、エンジン振動そのものも低く、低回転でトルクのあるディーゼルエンジンの特性に合わせたギアリングと相まって、エンジン回転を抑えてクルージングできるので逆にガソリンよりも静かに感じる。振動やノイズに関しては、このクルマに弱点はないと言って良いだろう。

この2.2Lディーゼルターボエンジンの最大トルクは420Nm。スペック上では、このトルクを2000rpmという低いところで発生しているが、3000rpmぐらいまで元気が良い。また、ディーゼルはトップエンドまで回らないイメージがあるが、CX-5は175psの最高出力を4500rpmで発生し、エンジンは高回転域でも伸びやかだ。ガソリンエンジンに比べても違和感はない。また、6速のトルコンATはロックアップ領域を広げて燃費改善を図っているが、これに伴う不快感はなく扱いやすい。

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