2023年9月1日、フォルクスワーゲンは新型「パサート ヴァリアント」のワールドプレミアを行った。9世代目となるこのモデルは、9月5日から9日に独・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ」で一般公開される。
上質なインテリア、そして先進の運転支援システムを搭載
足回りにもこだわりをみせる。これまた世界初公開となったアダプティブ シャシー コントロールDCC Pro3がそれだ。ダイナミクスを最大化すると同時に、最高レベルの快適性を提供するこのシステムは、ミッドサイズクラスのあらたなスタンダードと、フォルクスワーゲンは自負する。
全面的に見直された、上質なインテリアのデザインも新型「パサート ヴァリアント」の特長だ。特に、ダッシュボードに配置され、スタイリッシュで機能的かつ進歩的な大型のランドスケープ(横長)ディスプレイに注目したい。そこには、最新世代の「モジュラー インフォテインメントマトリックス」を有するMIB4が搭載され、ドライバーのニーズに対応した、直感的な操作が可能という。
快適・ユーティリティでは、フォルクスワーゲンで初めて採用された2 バルブ技術による、10 個のチャンバーを空気圧で制御するポイントマッサージ機能を備えた「ergoActive Plus」シートがまずあげられる。そして、従来よりホイールベースが50mm延長されるとともに、リアシートの足元スペースも50mm 拡大された。ラゲッジ容量は、最大で1920L となる。
先進運転支援システムでは、パークアシスト システムに新たな機能「Park Assist Pro」4が加わったた。これは、スマートフォンを使用した遠隔操作で、駐車スペースへの駐車/出庫ができ、最後に走行した50mを記録保存できるというものだ。