PHEVモデルの総航続距離は約1000km
9世代目となるフォルクスワーゲン新型「パサート ヴァリアント」が世界デビューを飾った。その中で目をひくのが豊富なパワートレーンだ。2種類の新しいPHEV(プラグインハイブリッド)と48V MHV(マイルドハイブリッド)、そして5種類のターボ付きガソリンおよびディーゼル エンジンが用意される。
フォルクスワーゲンがeハイブリッド(eHybrid)と呼ぶPHEVは、19.7kWhのバッテリーを搭載し、システム出力150kW(204ps)もしくは200kW(272ps)を発生。そのEV走行は約100kmにおよび、搭載の1.5Lターボエンジン(1.5 TSI evo2)との組み合わせで総航続距離は約1000kmに達するという。
充電時間も、普通充電が従来のの3.6kW(交流) から11kW(交流)となり、短縮が図られている。急速充電では、最大50kW の出力に対応できるようになった。
48V MHEV(110kW/150psを発生するeTSI)は、運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、内燃エンジンを作動させないで「コースティング(惰性走行)」が可能となる。
ターボ付きガソリン エンジンは、150kW(204ps)と195kW(265ps)を発生する2 種類(2.0 TSI)。ターボ付きディーゼル エンジン90kW(122ps)、110kW(150ps)、142kW(193ps)を発生する3種類(2.0 TDI)が用意される。トランスミッションは、標準でDSGと組み合わされる。駆動は、出力195kW と142kWのバージョンは「4MOTION」4輪駆動システムが標準となり、他のすべてのモデルは前輪駆動となる。