2022年12月のフルモデルチェンジで「XV」から「クロストレック」に車名を改めたスバルのCセグメント クロスオーバーSUV。発売から1年を経過したところで、実際の販売データなどを基に人気の傾向などを検証してみたい。

スバル車を買うなら、やはり4WDか?

画像: 一番人気は、トップグレードであるリミテッドの4WD。全体の半数以上を占めている。

一番人気は、トップグレードであるリミテッドの4WD。全体の半数以上を占めている。

さて、そんなクロストレックは2022年12月から2023年11月の1年間で、2万2116台を販売している(スバル調べ、以下同じ)。ちなみに自販連のデータでは、クロストレック(および先代のXV)はインプレッサと統合されての数値として発表されているが、比率的には圧倒的にクロストレックのほうが多いという。

2024年1月末の時点で、オーダーしてから工場出荷までの期間は2カ月程度。最近のモデルとしては、待たされる期間は短い。この手のクルマを少しでも早く手に入れたいと考えているなら、クロストレックは選択肢に入れておいたほうがいいだろう。

クロストレックのグレードは、上級グレードのリミテッドとベーシックなツーリング、それぞれに4WDとFFがあるが、パワートレーンは前述のハイブリッドのみというシンプルな構成だ。人気グレードと比率は、以下のようになっている。

①リミテッド(4WD):51.8%
②リミテッド(FF):19.2%
③ツーリング(4WD):18.6%
④ツーリング(FF):10.4%

全体では、リミテッドとツーリングが約7:3。また駆動方式では、リミテッドは4WDが73%でFFが27%、ツーリングは4WDが64%でFFが36%となる。やはり、スバル=4WDのイメージは強いようだ。

リミテッドとツーリングでは、FF/4WDとも約40万円の価格差があるが、センターインフォメーションディスプレイやデジタルマルチビューモニターなどを標準装備(ツーリングはオプションで選べる)し、内外装の意匠なども差別化されているから、やはりリミテッドの人気が高くなるようだ。とはいえ、アイサイトのコアテクノロジーなどに違いはないから、ツーリングの装備も十分なレベルにはある。

画像: 11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムは、リミテッドは標準装備、ツーリングもオプションで選べる。

11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムは、リミテッドは標準装備、ツーリングもオプションで選べる。

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