2022年12月のフルモデルチェンジで「XV」から「クロストレック」に車名を改めたスバルのCセグメント クロスオーバーSUV。発売から1年を経過したところで、実際の販売データなどを基に人気の傾向などを検証してみたい。

意外と地味目なボディカラーが人気なのは・・・

画像: ボディカラーの一番人気は、訴求色でもあるオフショアブルー メタリック。

ボディカラーの一番人気は、訴求色でもあるオフショアブルー メタリック。

人気のボディカラーは、

①オフショアブルー メタリック(33%)
②クリスタルホワイト パール(22%)
③マグネタイトグレー パール(12%)

と、比較的地味目な3色で全体の7割近くを占める。トップのオフショアブルー メタリックは訴求色だ。鮮やかなオアシスブルーや、今回の取材車のピュアレッドといった派手めな色もクロストレックのスタイリングには似合うのだが、日本では人気が低いようだ。

ユーザー層は、男女比率では男性81%:女性19%と圧倒的に男性が多い。年齢層では、

①50代:28.8%
②60代:24.2%
③40代:15.9%
④70代:11.5%
⑤30代:10.2%
⑥20代:7.4%

と、40〜60代で7割近くを占める。地味目なボディカラーが選ばれるのは、このあたりにも要因があるのかもしれない。

購入時には、「安全性」「アイサイトなどの運転支援技術」「運転する愉しさ」「走行性能」といったポイントを重視している人が多い。

永年クルマと付き合ってきて、子育ても落ち着いて、自分とパートナーを中心に好きなクルマを選べる。アウトドア志向もあり、どんな状況下でも安心して乗れるクルマを選びたい。そんな人がクロストレックのオーナーには多いのだろうか。

ただ、個人的にはクロストレックのイメージをもう少し強めるためには、北米で公開された「ウィルダネス」の導入も検討して欲しいところだ。2.5Lエンジンを搭載し、SUV性能も高めたモデルは、ライバルにも大きなインパクトを与えるに違いないからだ。(文:篠原 政明)

画像: 日本導入を期待したい、クロストレック「ウィルダネス」。

日本導入を期待したい、クロストレック「ウィルダネス」。

スバル クロストレック リミテッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4480×1800×1580mm(シャークフィンアンテナ装着車)
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1580kg
●エンジン:水平対向4 DOHC+モーター
●総排気量:1995cc
●最高出力:107kW(145ps)/6000rpm
●最大トルク:188Nm(19.2kgm)/4000rpm
●モーター最高出力:10kW(13.6ps)
●モーター最大トルク:65Nm(6.6kgm)
●トランスミッション:CVT(リニアトロニック)
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・48L
●WLTCモード燃費:16.4km/L
●タイヤサイズ:225/50R18(オールシーズン)
●車両価格(税込):306万9000円

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