1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、テスラ ロードスター(2代目)だ。

テスラ ロードスター<2代目>(TESLA ROADSTER:2024?)

画像: 公称のパフォーマンスは、最高速が400km/h以上、0→100km/h加速が2.1秒、SS1/4マイル(0→約400m)加速が8.8秒という超俊足。

公称のパフォーマンスは、最高速が400km/h以上、0→100km/h加速が2.1秒、SS1/4マイル(0→約400m)加速が8.8秒という超俊足。

テスラモーターズは、アメリカ合衆国の電気自動車専門メーカーだ。会社の名は、物理学者のニコラ・テスラにちなんで名づけられた。テスラが最初に販売したモデルは、2008年に発表した「ロードスター」だった。だが、このモデルはオリジナルではなく、ロータス エリーゼをベースとして、独自のEV用パワートレーンを搭載したものだった。

それでも、このロードスターで成功を収めたテスラモーターズは、モデルS(ミドルセダン)モデルX(ミドルSUV)
モデル3(コンパクトセダン)、そして
モデルY(コンパクトSUV)と、続々と新たなEVを発表してきた。

そんなテスラが、2021年の生産開始を目指して開発を始めたブランニュー モデルが、新しい「ロードスター」だ。初代とは異なり、2代目はフルオリジナルとなる。プロトタイプは2018年9月にスイスで開催されたグランドバーゼル モーターショーで公開された。

プロトタイプゆえ、サイズやパワートレーンなどの詳細なスペックは公表されていないが、スタイリングはほぼ変わらないものと思われる。ロードスターという車名ではあるが、脱着式のタルガトップを備え、クローズド状態ではファストバッククーペとなる。またクーペスタイルながらリアシートも備えて4名乗車が可能となっている。

駆動方式は4WD(全輪駆動)となっているので、ほかのテスラ車同様に前後にモーターを搭載する可能性が高い。現在発表されているパフォーマンスは、最高速が400km/h以上、0→100km/h加速が2.1秒、SS1/4マイル(0→約400m)加速が8.8秒という、超俊足ぶり。しかも1回の充電での航続距離は1000kmになるという。バッテリー容量は200kWhになるようだ。

インテリアは、プロトタイプには航空機風の四角いステアリングを装着していたが、市販車にも採用されるかどうか。ディスプレイには、デザインと性能をリファインした、より大きなサイズのものが採用されるようだ。コロナ禍などの影響もあり、生産開始は2024年中になる見通しだ。EV時代の本格到来に向かっている昨今、パフォーマンスとプレミアムな世界観で市場を牽引するテスラが、新たな一歩を踏み出す。

画像: プロトタイプのステアリングは航空機の操縦桿のような形状だが、はたして市販版にも採用されるのだろうか?

プロトタイプのステアリングは航空機の操縦桿のような形状だが、はたして市販版にも採用されるのだろうか?

画像: amzn.to
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