スタイリッシュなコンパクト スポーティEV「ID.3GTX」
フォルクスワーゲンのBEV(電気自動車)のラインナップID.シリーズのスポーツレンジを担うのが「GTX」だ。これまで、「ID.4GTX」と「ID.5GTX」がリリースされているが、このほど新たに「ID.3GTX」と「ID.7GTXツアラー」の2モデルのワールドプレミアが行われた。
「ID.3GTX」は後輪駆動のコンパクトBEVで、ガソリン車で言えばゴルフGTIに相当するモデルだ。それを裏付けるのがスポーティなエクステリア。ハイグロス仕上げのブラックのハニカムグリルと一体化されたバンパーと、尖った左右のデイタイムランニングライトが精悍さを際立たせる。新デザインのサイドシルやリアデフューザーも同様だ。足元には20インチのアルミホイールが装着される。
インテリアは、人間工学に基づいたスポーツシート(ファブリック/レザーレット)が装備される。シートとマルチファンクション ステアリングに配されるレッドのステッチは「GTX」の証だ。走行性能面では、上級グレードの「パフォーマンス」にアダプティブシャシコントロール「DCC」が装備される。
ユーティリティの高さも魅力のスポーティ EV「ID.7GTXツアラー」
「ID.7GTXツアラー」は2モーターの4WD仕様で、その高いパフォーマンスがセールスポイントという。正式な数値は明らかにされていないが、開発陣は大きな自信をみせている。
エクステリアは、「ID.3GTX」同様にハニカムグリルと一体化されたバンパーがまず目に付く。そして、前後に装着されたVWバッジにはイルミネート機能が付く。ホイールは、「ID.3GTX」と同じ20インチのアルミホイールが装着される。
インテリアは、シートのバックレストに「GTX」のロゴが配される。シートやダッシュパネル、ドアトリム、マルチファンクション ステアリングには、お決まりのレッドのラインがその存在感をアピールする。ツアラーということで、荷室の容量が気になるが、6対4分割の後席をすべて倒せば、最大1714Lまでオーケーとのことだ。