デジタル操作系とアナログ操作系のバランスがアストンマーティンの真骨頂
最高出力700ps、最大トルク900NMを発揮する4L V8ツインターボを搭載し、0→100km/h加速がわずか3.3秒という「アストンマーティンDBX707」。まさにハイパーSUV界のドンとも言うべきモデルだが、このたびそのインテリアが大幅に進化した。
![画像: アストンマーティンが自社開発したインフォテイメント・システム。ディスプレイは10.25インチ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/04/23/b1a8b0d6e2881e53b6f3bbbc8d01abca9d0f0e17_xlarge.jpg)
アストンマーティンが自社開発したインフォテイメント・システム。ディスプレイは10.25インチ。
まず注目したいのが、アストンマーティンが自社開発した、センターコンソール内の次世代インフォテイメント・システムだ。特注の一体化された10.25インチのマルチスクリーンが採用され、アストンマーティン・カスタマー・アプリワイヤレスによるオンライン・コネクティビリティで、Apple CarPlayとAndroid Autoをワイヤレスで使用できる。さらに複数ポートのUSB-Cハブも用意されている。
操作系も未来志向だ。静電容量式のシングルフィンガーまたはマルチフィンガー・ジェスチャーコントロールが可能なピュアブラック・タッチスクリーン技術が使用されている。ただし、ドライブモード、暖房、換気などの主な機械操作はボタン式となる。これは、「デジタルとアナログを完璧に融合させた制御を実現」するというアストンマーティンの哲学によるものだ。
また、サスペンションやESP、エキゾースト、レーンキープ・アシスト、パーク・ディスタンス・コントロールのコントロールスイッチなどは、手元で操作できるよう配されている。頻繁に使用されるコントロール類への配慮だ。
メインとなるドライバー用のインストルメント・クラスターのスクリーンは大型の12.3インチ。これは、DB12やVantageより1.5インチ大きく、ダッシュボードに組み込まれる。