「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、フォルクスワーゲン パサート オールトラックだ。

AWDに加え、最新鋭の安全装備も盛りだくさん

画像: 試乗日はあいにくの雨だったが、4WDのおかげでウエットなワインディングロードでも常に4輪が路面を捉えてくれた。

試乗日はあいにくの雨だったが、4WDのおかげでウエットなワインディングロードでも常に4輪が路面を捉えてくれた。

このパワーをAWDでがっしり受けとめてくれるので、ウエット路面でもヒヤリともツルンともしない。今回は、林の中のかなりタイトなコーナーが続くワインディングロードでも試乗したのだが、常に4輪がしっかりと路面を捉え続けてくれる。しかもステアフィール、ライントレース性などなど、唸らせられる出来映えなので、終始安心確実なドライビングをゆとりを持って楽しめた。

このゆとりが安全につながるのだが、他にも最新鋭安全装備が盛りだくさん。ハンドル操作によって感知するドライバー疲労検知システム、レーダーセンサーを使ったACC(アダプティブ クルーズコントロール)、万が一の際に自動的にブレーキをかけて被害を軽減するプリクラッシュブレーキシステムなど、万全の構えだ。

今回はトライできなかったが、オフロード走行への準備も整っている。スイッチひとつで、出力特性等を低ミューのオフロードに合わせた性格に変更できる、オフロードスイッチを備える。そもそも30mm高められた最低地上高により、アプローチ/デパーチャー/ランプブレーク アングルに余裕が持たされているので、凸凹したキャンプ場などの路面では大活躍しそうだ。

車名のとおりにさまざまな路面で威力を発揮しそうなパサート オールトラック。ビジネスにもアウトドアレジャーにも使えるクルマをお探しなら、自信を持ってオススメしたい1台だ。

画像: アルミとウッドのパネルで高級感を演出したインテリア。カーナビはオプションだが安全&快適装備は充実している。

アルミとウッドのパネルで高級感を演出したインテリア。カーナビはオプションだが安全&快適装備は充実している。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック 2.0TSI 主要諸元

●全長×全幅×全高:4785×1820×1560mm
●ホイールベース:2710mm
●車両重量:1670kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1984cc
●最高出力:155kW(211ps)/5300-6200rpm
●最大トルク:280Nm(28.6㎏m)/1700ー5200rpm
●トランスミッション:6速DCT
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・68L
●JC08モード燃費:11.6km/L
●タイヤサイズ:225/45R18
●当時の車両価格(税込):494万円

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