2024年5月15日(英・現地時間)、ベントレーは同社を代表するW12エンジンの生産中止をうけ、新たなフラッグシップ パワートレーンV8「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」」をその後継として導入すると発表。先進のハイブリッドテクノロジーが詰め込まれたパワートレーンで、2025年までに全モデルラインでのハイブリッドパワートレイン導入を約束するベントレーの「ビヨンド100戦略」に基づくものだ。

ベントレー「ビヨンド100戦略」コンプリートへの最終局面

ベントレーは、2024年夏をもって引退する、同社のシンボルであった「W12エンジン」の後継として、V8のハイブリッド パワートレーン「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」の導入を高らかに宣言した。

画像: 既存のハブリッドパワートレーンを進化させ、システム最高出力750ps超を達成。

既存のハブリッドパワートレーンを進化させ、システム最高出力750ps超を達成。

これは、2025年までに全モデルラインでのハイブリッドパワートレイン導入にコミットしたベントレーの「ビヨンド100戦略」に沿ったもので、ついにその目標が達成されることとなる。つまりは、W12搭載車(コンチネンタルGT 、GTC、フライングスパー、ベンテイガ)だけでなく、ガソリン V8搭載車もその姿を近々消すことになるということだ(コンチネンタルGT 、GTC、フライングスパーの太平洋地域での生産はすでに終了)。

V8「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」に話を戻そう。そのベースは、既存のハイブリッドパワートレインだが、もちろんそれだけではない。先進の技術の採用でシステム最高出力は750ps以上を発生するという。これは、フライングスパーやGTのスピードモデルに搭載されているW12エンジンと比べると91ps以上の出力向上となる。また電気のみで、80kmの航続距離が可能で、WLTPモードのCO2排出量は50g/km未満という。

画像: ハイブリッドパワーユニットでも、伝統のクラフトマンシップは息づいている。

ハイブリッドパワーユニットでも、伝統のクラフトマンシップは息づいている。

V8「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」の導入の発表とともに、エンジンサウンドも公開されている。「クロスプレーン(90度バンクV8エンジンのクランクシャフト)が奏でる低音と軽快に吹け上がる咆哮が絶妙に融合」と、ベントレーは自賛する。その一方で、電気モードでの静かさもアピールしている。

V8「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」の詳細は、今後数週間以内に発表されるという。

This article is a sponsored article by
''.