6月1日、鈴鹿サーキットでスーパーGT第3戦「2024 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE」が行われた。前戦富士に引き続き2回目のタイムレースとなった今大会は、スープラ勢が躍動。37号車Deloitte TOM'S GR Supraを駆る笹原右京とジュリアーノ・アレジがGT初優勝を挙げた。

Vantage GT3が文句なしのポールトゥウィンで今季初優勝!

画像: 777号車がスタートから逃げる中、2位争いが白熱。

777号車がスタートから逃げる中、2位争いが白熱。

GT300クラスは、777号車D'station Vantage GT3がポールポジションを獲得。今季導入された新型アストンマーティン・ヴァンテージ GT3が高いポテンシャルを見せつけた。

2番グリッドには61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、3番グリッドにはなんと54kgのサクセスウエイトを積むランキング首位の2号車muta Racing GR86 GTがつけている。

GT500同様、こちらもスタートでは順位に変動はなかったものの、2号車が61号車に食らいつき、15周目にオーバーテイクし2位に浮上。一方、トップの777号車は早くも独走体制を築いていった。

画像: ウエイトを積みながら表彰台争いを繰り広げる2号車。

ウエイトを積みながら表彰台争いを繰り広げる2号車。

1回目のピットストップを迎える頃には、トップの777号車と2位2号車との差は14秒。ピットストップ後は2号車の前に出るも、31号車apr LC500h GTと52号車Green Brave GR Supra GTがスプラッシュ&ゴーを敢行。31号車がトップ、52号車は3位に浮上した。

レースの折り返し時点になると、タイヤ無交換組にタイヤ交換したマシンが接近。777号車はトップの31号車を45周目にオーバーテイクしトップ再浮上。3位争いでは52号車が61号車とのバトルを制した。

ポジションを落としてしまった61号車にさらなる不運が。なんとトラブルが発生しヘアピン先でストップ。ようやくポイント獲得かに思われた61号車だが、まさかの開幕3戦連続ノーポイントに終わってしまった。これによりフルコースイエローが出された。

画像: ポールポジションから独走する新型アストンマーティン・ヴァンテージ GT3。

ポールポジションから独走する新型アストンマーティン・ヴァンテージ GT3。

777号車は残り50分で最後のピットストップ。磐石の体制とトップのままコースに復帰。一方、残り30分までステイアウトしていた2号車が最後にピットイン。2号車はドライバー交代、タイヤ交換を行わず給油のみで2位でコースに復帰してみせた。

上位2台がゴールへとひた走る中、3位争いが激化。3位につけていた31号車に6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIが急接近しバトルとなった。

777号車は最終的に2位以下に30秒以上の差をつける圧勝。完璧なポールトゥウィンを達成した。2位はウエイトを積みながらも、ドライバーの頑張りとレース戦略がハマった2号車。ランキングでは2位に17ポイント差をつけ、タイトル争いにおいて独走状態となった3位には31号車を攻略した6号車Lが入っている

画像: 今季初優勝を挙げた777号車。「大魔神」佐々木オーナーもご機嫌。

今季初優勝を挙げた777号車。「大魔神」佐々木オーナーもご機嫌。

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