実用性を考えたらSUVが魅力的に見えるし、走りを楽しむならセダンを選びたい。けれど、どちらも望むなら・・・改めて注目されるべき存在が、「ワゴン」だろう。シンプルにカッコいい!と感じられるスタイリングも含めて、乗り物としての理想がそこにある。前編はまず、それぞれの「カッコよさ」と実用性能について比較してみよう(MotorMagazine 2024年6月号より再構成)
スタイルで選ぶべきはやはりワゴンである
個人的にはロードバイクを積むにはCクラスや3シリーズだと気を使うので、このぐらいのサイズが欲しくなる。きっとユーザーの思いもその辺りではないだろうか。
![画像: SUVと同程度の積載力、セダンに負けず劣らずの走行性能を両立するワゴン。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/16/6197b5aba91da7d050f6ed546cba52b63bc74ea3_xlarge.jpg)
SUVと同程度の積載力、セダンに負けず劣らずの走行性能を両立するワゴン。
スタイリッシュな佇まいに萌え、荷室容量の広さに夢膨らませ、そして走りの深い歓びに感心させられてと、今回この2台にじっくり乗ってワゴンの旨味を再確認することができた。
気づいたのだが、いずれの要素も決してワゴンが一番ではないかもしれない。しかし、それらが渾然一体となった時に放つ魅力は、まさにワゴンでしか得られないものだろう。
一体このクルマにはどんな人が似合うのか。試乗中、頭の片隅ではずっと、そんな想像を巡らせていた。今、スタイルのあるクルマに乗りたいのならば、選ぶべきはやはりワゴンである。
![画像: Eクラスのインテリアはメルセデス・ベンツの最新世代へと移行した。インテリアを囲むライトやフルデジタル画面など、先進感が満載だ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/16/4462379e1447c8b555d0c4a42084e273a55bf9bb_xlarge.jpg)
Eクラスのインテリアはメルセデス・ベンツの最新世代へと移行した。インテリアを囲むライトやフルデジタル画面など、先進感が満載だ。
![画像: 5シリーズのインテリアは物理ボタンを数多く残すクラシカルな印象。ただし12.3インチのディスプレイやメーターなど先進性にも富む。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/16/3cf15e108b90a0281f4b49c14c923bb1180e9b0f_xlarge.jpg)
5シリーズのインテリアは物理ボタンを数多く残すクラシカルな印象。ただし12.3インチのディスプレイやメーターなど先進性にも富む。