ジャーマンプレミアムのセグメントを牽引してきたメルセデス・ベンツのEクラスとBMWの5シリーズ。中でもそれぞれのワゴンモデルは各ブランドの個性際立つ存在として今なお注目を集めている。そんな本特集のメインに相応しい2台を連れて彼らの妙味を感じてきた。(MotorMagazine 2024年10月号より再構成/文:島下泰久/写真:永元秀和)

試乗モデル概説:メルセデス・ベンツE300 ステーションワゴン エクスクルーシブ

新型Eクラス ステーションワゴンは2024年1月に登場しました。今回試乗した(E300ステーションワゴン エクスクルーシブ)は、3月に遅れて登場した最上位グレードです。

画像: 全長4960mmの伸びやかなデザインが特徴。リアは丸みを帯びたシルエットだが意外にもガラスハッチは起きている。

全長4960mmの伸びやかなデザインが特徴。リアは丸みを帯びたシルエットだが意外にもガラスハッチは起きている。

新たなエクステリアデザインは、メルセデスの伝統と先進性を融合したもの。Eクラスの伝統を受け継ぎながら、前衛的なトレンドセッターとの間をつなぐ架け橋のような存在となっています。

トランク容量は通常615〜最大1830L。リアシートはかなりフラットに倒れるので車中泊もできるでしょう。床下収納は底深で容量も大きいのでしすが、トノカバーの収納がないほか、トランク床は紐で引っ掛けて固定する簡素なものです。

インターフェイスのデジタライズも一気に成熟。助手席側のディスプレイもさることながら、ドライバーメーターの3D表示は圧巻です。メーターに奥行きが感じられ、運転において重要度の高い数式表示の視認性にも驚かされます。

画像: E300は、パノラミックスライディングルーフが標準装備される。大面積のガラスルーフが生み出す開放感は、長距離ドライブ時などにストレスを和らげてくれそうだ。

E300は、パノラミックスライディングルーフが標準装備される。大面積のガラスルーフが生み出す開放感は、長距離ドライブ時などにストレスを和らげてくれそうだ。

【メルセデス・ベンツ E300 ステーションワゴン エクスクルーシブ 主要諸元】

●エンジン:直4DOHCターボ+モーター
●総排気量:1997cc
●最高出力:190kW(258ps)/5800rpm
●最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2000-3200rpm
●WLTCモード燃費:13.6km/L
●CO2排出量:171g/km
●モーター:交流同期電動機
●モーター最高出力:17kW(23ps)/1500-2500rpm
●モーター最大トルク:205Nm(20.9kgm)/0-750rpm
●全長:4960mm
●全幅:1880mm
●全高:1480mm
●ホイールベース:2960mm
●車両重量:1950kg
●駆動方式:FR
●トランスミッション:9速AT
●ブレーキ フロント:Vディスク・リア:Vディスク
●タイヤサイズ フロント・リア:225/55R18
●価格:1139万円

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